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映画館で娘のフードを勝手に食べる子を注意「泣かせたの謝って!」周囲が逆ギレママを黙らせた方法とは

小学2年生と4年生の娘2人を連れて、映画を見に行ったときの話です。隣に座った男の子が、娘が食べているポップコーンに手を伸ばして、そのまま食べてしまいました。とっさにやさしく注意したのですが、男の子は泣いてしまい、その母親が逆ギレしてきて……。

 

映画館で理不尽に逆ギレされ…

私たち3人はポップコーンやドリンクを買い、上映15分前くらいに席につきました。上映時間を待っていると、あと10分で映画が始まるというくらいのタイミングで、次女の隣に3人の親子が着席。次女の隣は5歳くらいの男の子、その隣に母親、さらにその奥に小学校低学年くらいの男の子が座りました。


すると着席してすぐに男の子2人が「ママ! ポップコーン食べたい!」と大きな声を出しました。しかし、母親はスマホを見ていて適当な返事しかしません……。「ママ~、ママ~! ポップコーン食べたい~!」と何度も男の子が言いますが、母親は「いらないよ~」と言うばかりでした。

 

 

すると次の瞬間、次女の隣に座っている男の子が次女のポップコーンに手を伸ばし、勝手に口へ運んだのです! 驚いた私は、とっさにポップコーンを男の子の手が届かないところに移動させて「勝手に食べちゃだめだよ」とやんわり声をかけました。すると男の子は大きな声で泣き始めてしまい……。

 

そのことに気がついた男の子の母親がスマホから目を離してこちらを見たので、私は「すみません、娘のポップコーンを勝手に食べられたので、少し注意しました。やさしく言ったつもりなのですが……」と伝えました。するとその母親は「え? だから泣いてるの? これから映画が始まるのに、どうしてくれるんですか? この子、泣き始めたらなかなか泣き止まないのに!」と少しイライラしたような口調で言ってきたのです。

 

私はなぜ逆ギレされる形になっているのか理解ができませんでしたが、「​すみませんが、もう勝手に食べるのはやめてください」とだけ伝えました。しかし相手は「小さい子どもがしたことなんだから、別にいいでしょ!? 子どもを泣かせたんだから、そっちが謝ってよ!」と立ち上がって大きな声を出してきました。その様子を見た娘たちも怖がり、これ以上は周りのお客さんにも迷惑になると思い、どうしようかと途方に暮れていたときです。

 

 

後ろの列に居た女性の方がトラブルになりそうだと察知し、映画館のスタッフさんを呼びに行ってくれていたようで、母親が声を荒げて立ち上がったあと1分もしないうちに​、「どうしましたか!?」と、スタッフさんが席まで走って来てくれました。まさか周りの人が助けてくれるとは思っておらず、びっくり。

 

スタッフさんへ簡単に事情を話しましたが、男の子は泣き止まずに大きな声を出したり椅子を叩いたりとヒートアップし、母親もスタッフさんに対して「私が悪いって言いたいの!?」と強い口調で文句を言い続けています。見かねたスタッフさんは隣の親子に対し「大変申し訳ございませんが、大きな声を出されますと周りのお客様のご迷惑になりますので、劇場の外に出て来ていただけないでしょうか?」と言い、周囲からの冷ややかな視線もあってか、しぶしぶ親子は外へ出て行きました。


ホッと一安心していると、すぐ後ろの席に座っていた50代くらいの女性が声をかけてくれて、スタッフさんを呼んできてくれたのがその方だとわかりました。女性は「ずっと見ていたけれど、あれはあの親子がよくないわよね。あなたは子どもも連れていて大変だろうから、私がスタッフさんを呼びに行ったのよ。お嬢さんたちも怖かったね。映画、楽しもうね」と声をかけてくれ、この言葉で娘たちもホッとした表情になり、私も心が救われました。

 

 

その後、その親子は戻ることはありませんでした。親子が映画を見られなくなってしまったことに対しては、少し申し訳ない気持ちもありますが、子どものしたことだからと言って悪びれないうえに、理不尽に大声で怒ってきたことにはやはりモヤモヤしてしまいました。それに、子どもたちも怖がっていたので、近くにいた人が助けてくれて本当によかったと思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

子どもたちには「困ったことがあったらまずは安全を確保して、自分だけで解決できない場合は、周りの大人や専門機関に助けを求めること」を教えることができ、理解につながるいいきっかけになりました。また、私自身も、自分の子どもが悪いことをしたり他人に迷惑をかけたりしたときは、親として誠意をもって対応することを心に決めたのでした。

 

著者:佐々木まいか/30代・主婦。20歳で結婚・出産をした、小学2年生と4年生の女の子2人を育てるママ。夫は単身赴任中でほぼワンオペの日々だが、休日は子どもと一緒に遠出をしたり推し活をしたりと、女子3人で楽しく過ごしている。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

 

 

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