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「辞めれば?」男に甘く女の後輩に厳しい女性社員。ご希望通り会社を辞めたら「戻ってきてよぉぉ」

私はとある会社で営業事務として働いていました。資料作成や会計、電話対応など幅広く担当し、自分の仕事が業績に繋がるとうれしくやりがいを感じていたのですが……。

女の後輩には厳しい女性社員

仕事にはやりがいを感じていた私ですが、1つだけ問題が。それは、同じ部署にいるベテラン社員・A子さんの存在。

 

彼女は年下の女性社員には厳しく、私に対しても毎日のように「もう少し早く仕事できないの?」と言ってくるのです。さらに、A子さんに押し付けられた仕事をこなすため残業をしていると、「残業をする社員は無能」と言い放ち……。

 

一方で男性社員には甘いA子さんに、私はどんどん疲弊していきました。

 

部署の雰囲気も暗くなり…

そんなある日のことです。社内でイケメンと評判の男性社員と仕事の話をしていると、A子さんが不機嫌そうな顔で近寄ってきて、来週締切の資料を「サボってないで今日中に仕上げて」と言ってきたのです。

 

それ以降、私にだけ旅行のお土産をくれなかったり、あいさつをしても無視されたり……。A子さんの私への嫌がらせはエスカレート。彼女は常にイライラしており、部署の雰囲気も暗くなっていきました。

 

私は「このままではいけない」と部長にA子さんの言動を報告しましたが、気の弱い部長は「今度A子さんに注意しておくから」と言うだけで、問題は放置されたままでした。

 

ついに会社を辞めた私

ある日、「もう無理だ」と限界を感じた私は会社を辞めることを決意。「今日言おう」と思いながら出勤すると、「確認をお願いします」と私が提出した資料を持って、A子さんが私の机に来ました。

 

「ここ、間違えてる。あなたの代わりなんていくらでもいるんだから、さっさと辞めたら?」

 

その瞬間、私は「そうですか。では辞めます」と即答し、退職届をカバンから出しました。「えっ……、た、退職届!?」と動揺するA子さんを背に、私は部長のところへ行き、「引き継ぎをしたらすぐに辞めます」と宣言。

 

部長は「そんな急に言われても困る!」と慌てていましたが、「前々からA子さんのことは言っていましたよね? 何も対処してくれないので、私はもう限界です」と言い、辞めることになりました。

 

A子さんから突然の電話

それから1カ月で引き継ぎを済ませ、私は夫が経営する会社に転職。新しい会社で仕事に励んでいたある日、以前務めていた会社から電話が。「引き継ぎにミスがあった?」と思い出ると、相手はA子さんでした。

 

「あなたが辞めてから、資料作りや事務作業が全然回らないのよぉ! 謝るから戻ってきてよぉぉ!!」

 

実は、営業事務のメンバーでもっとも仕事が遅いのはA子さんでした。私は常にA子さんの尻拭いをしており、彼女は今更そのことに気づいたよう。

 

私は冷静に「辞めろと言ったのはA子さんです。戻るつもりなどありません」ときっぱり。「本当にごめんなさい」と謝る彼女を無視し、電話を切ったのでした。

 

反省したA子さん

元同僚に聞いた話によると、私が辞めてからというもの営業部は崩壊し、半分ほどのメンバーが会社を辞めてしまったそう。A子さんはやっと「自分が原因でこうなってしまった……」と反省したようで、今は大人しく自分の仕事をこなしているようです。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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