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高級料亭で両家顔合わせ「嫁に相応しくない!帰れ」私に怒鳴る義母→なぜか彼が青ざめ、義母は大慌て?

私は高校卒業後、両親の経営するレストランに就職し、毎日楽しく働いています。実家に住んでいる私は、両親と祖父母の5人家族。そして近々、家族が増える予定♪

交際中の彼からプロポーズされ、結婚することになったのです。両親も祖父母も私たちの結婚を祝福してくれているのですが……。

明日はいよいよ両家の顔合わせ。私はとても緊張していました。理由は、義母に気に入られていないからです。結婚のごあいさつに伺ったときも、たっぷり嫌みを言われ、所作や言葉遣いにダメ出しをされ、経歴や家柄をバカにされ……ずっと見下されていました。

 

私の家族と義父は私と彼の結婚に賛成してくれているのですが、義母は私のことがどうしても気に入らないようで……。

 

両家顔合わせの料亭で義母が…

顔合わせの場所は、地元ではそこそこ名の知れた料亭。繊細でおいしい料理に丁寧な接客。厳かな雰囲気でしたが、初対面の父親同士が意気投合し、和気あいあいと食事が始まりました。

 

しかし、無理やり連れてこられた義母は、終始むくれながらつまらなそうにしています。そして私と目が合うと、突然クスクスと笑い始め「品のないあんたみたいな女との結婚は、やっぱり考え直すべきよ」と主張。彼は「母さん、やめてくれ」と義母を止めようと、義父も義母をなだめようとしますが「息子にはもっと相応しい人がいるはずよ!」と言って聞きません。

 

あまりに失礼な義母の態度に、義父はカンカン。私の両親も、口には出しませんでしたが、かなり怒っていました。

 

彼の家は代々、弁護士の家系です。彼は弁護士は目指さず、普通に会社員をしていますが、義母は優秀な家系に生まれた息子とレストランの娘では不釣り合いだと考えているようなのです。義母は、立派な料亭に貧相な私が出入りするのは間違いだと言い出し、それから私を見下す発言を連発。「貧乏女は今すぐ帰れ!」というようなひどい言葉で怒鳴られました。

 

私が怒鳴られたそのときは、料亭のオーナーが「本日はお越しくださり……」と私たちの部屋にあいさつに来てくれたタイミング。とてもあいさつをする雰囲気ではなく、オーナーは「失礼いたしました」と言って去っていってしまいました。

 

そんな一幕に彼は絶句。そして、青ざめて……。

 

絶望した表情をして話し始めた彼

彼は絶望したような表情をして、義母にわかってもらおうとは思っていなかったと話し始めました。「もし、この日を機に母さんが心を入れ替えてくれたらと期待していたけど……」と彼は言い、私と親戚になるのが嫌だと言うのなら、もう縁を切るしかないと、義母に絶縁を宣言。その場で義父も、彼に同意しました。

 

そもそも、彼も義父も義母をこの場に連れてきたくなかったのだと言います。しかし、私の両親から、「これから娘がお世話になる人だから、ちゃんとあいさつをして、娘を頼みますときちんと頭を下げてお願いしたい」と言われ、無理やり連れてきたそうです。私は両親の思いを知り、胸が熱くなりました。

 

そして義父は、「もう1度仕切り直しをさせてください」と私たちに頭を下げ、義母と離婚し、絶縁してから、また彼と一緒にあいさつにくると言ったのです。

 

実は、義母には隠し事があり、そのためにどうしても家柄が良くお金持ちの人と息子を結婚させたかったのです。義父も彼も「すべて知っている」と言い、今度は義母の隠し事について話し始めました。

 

興信所を使って、義母を調べたと言う義父。ホストに入れあげた義母は、家族に黙って借金を重ね、現在は首が回らない状態。義父に黙って、義父のクレジットカードで散財していたそうです。彼も最近、頻繁に義母からお金を無心されていたと言います。

 

義母が私の家柄を否定し、結婚に反対していたのは、私が裕福な家の娘ではなくお金の援助を期待できないからだったのです……。

 

義父や彼の話を慌てて否定する義母でしたが、「この場にお前が貢いだホストを呼ぶこともできる」と義父に迫られ、義母は撃沈しました。

 

私たち家族の正体を知った義母は…

彼から絶縁、義父から離婚と言われ、「嫌よ!」「どうして!」「ごめんなさい!」などと大声で騒ぎ始めた義母。さすがに私の両親も、店の評判を落としたら祖父に申し訳ないと言って、義母に「いい加減にしてください」と声を荒げました。そう、実はこの料亭は私の祖父が経営する店、あいさつにきたオーナーは私の祖父だったのです。このことは、義父には事前に伝えてありましたが、私の祖父の店だと知ると嫌がられると思い、結婚を反対していた義母には伝えていませんでした。

 

祖父は飲食店を何店舗か経営していて、私の両親の働くレストランもその1つ。それを知った義母は、口をあんぐり開けて絶句していました。

 

私の祖父のことは、彼も知っていたので、義母が祖父の前で私を罵倒したため青ざめていたのでした。義母がおとなしくなると、義父と彼はすぐに祖父に事情を説明し、深々と頭を下げ謝罪してくれて、食事の途中でしたが両家の顔合わせは中止に。

 

義両親は、ほどなくして離婚。それから半年後に、私と彼は無事に結婚。義母を除く家族みんなに祝福され、素敵な式を挙げることができました。

 

◇ ◇ ◇

 

人の価値は、家柄や表面的な経歴で決まるものではありませんよね。家柄やお金といった偏見で人を見ていては、本当に大切なものを見失ってしまいます。義母は自分の欲望のために身勝手な言動をした結果、家族を失ってしまいました。敬意を欠いた態度は、最終的に自身の評価を大きく損なうことにつながります。誰に対しても誠実に向き合いたいものですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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