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指定席に見知らぬ親子!?「私たちの席です」と言っても居座り続け…駆けつけた客室乗務員が耳元で一言

息子たちが小学生のとき。夫が単身赴任をしており、長期休暇になると飛行機で赴任先へ行き、家族で過ごすのが恒例になっていました。

ある年の夏休み、息子たちが窓際に座れるように事前に座席指定をして搭乗したのですが、いざ機内に入ると、指定していた座席には見知らぬ女性と幼稚園くらいの男の子が座っていたのです……。

私たちの席に居座る母子と大揉め!そこにCAさんが…

ごった返す通路のなか、チケットを何度も確認し、客室乗務員(CA)さんを呼びました。

 

するとその女性は、「子どもが初めての飛行機で、どうしても窓から外を見たいと言ったのでここに座った」と主張。そして「予約がギリギリだったから窓際が取れなかった。だからこの席を譲ってほしい」と言い張り、まったく動こうとしないのです。

 

「それなら早めに予約をすればよかったのに……」と思いながらも、事態は平行線。CAさんの笑顔も次第に引きつり、厳しい視線に変わっていきました。そこへ後ろからパーサー(CAのリーダー)がやってきて、私にそっと耳打ちしました。
 

 

「ビジネスクラスに空きがあるので、よろしければ無償でアップグレードいたします」そうしてCAさんに案内され、初めてのビジネスクラスへ。窓際ではなかったものの、息子たちはふかふかの座席に大興奮。映画を楽しみ、丁寧にサーブされたお菓子やドリンク、プレゼントの玩具に大満足の数時間を過ごしました。

 

さらに、降機の際には件の母子と顔を合わせないよう、私たち家族を優先的に案内してくださり、スムーズに機内をあとにすることができました。それ以来、ビジネスクラスに乗る機会はありませんが、思いがけず“貴重な体験”となりました。

 

目先の願いを通すためにルールを無視すれば、周囲に迷惑がかかります。反対に、正当な手続きを踏んでいれば思わぬ恩恵を受けることも。――この出来事は、そんな教訓を子どもたちに伝える絶好の機会となりました。

 

◇ ◇ ◇

 

予約した座席は正当な権利です。相手に事情があったとしても、譲るかどうかを決めるのは自分自身。まずは落ち着いて事実を説明し、トラブルになった場合は客室乗務員などのスタッフに対応を依頼しましょう。

 

著者:中島しほ/40代 女性・パート。2児の母。週1のヨガとピラティスが楽しみ。

イラスト:ホッター

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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