想像以上の出費でお金がない!
私の夫は転勤族です。当時の夫の赴任地にて結婚をし、そこから夫が暮らしていたワンルームマンションへ私が引っ越す形で住んでいたため、とても手狭で文字通り「足の踏み場もない」状態でした。なので、次の辞令が出たらもう少し広いファミリー向け物件に住もうと決めていました。
そんな折に、夫に転勤の辞令が下されました。夫の職場からは転勤・引っ越しに伴う手当は支給されるものの、新天地へ向かう2人分の交通費と引っ越し当日の宿泊費で消えてしまいます。そのため、広くなった部屋に置く収納や新しいカーテンなどはすべて自費となり、想像以上の出費がかさんでしまいました。
節約生活に救世主現る
そんな中、新天地の住居のすぐそばに「超」がつくほどの激安スーパーがありました。正直なところ、少し不安に感じる部分もあったのですが、そんなぜいたくは言ってられない経済状況であったため、ありがたく利用することにしました。
通っていると、だいたい朝7時と夜21時ごろに値引きのシールが貼られることがわかりました。そのため、その時間に合わせて1日2回スーパーに出向き、「超」激安スーパーの値引き品で暮らす生活を送っていました。
私は普段から食品の賞味期限・特に消費期限には気を付けていましたが、値引き品を買うようになってからはさらに管理を徹底していました。その上、1円のお金も無駄にはできない時期だったため、常に冷蔵庫の中身と期限はリスト化して管理していました。
冷蔵庫の中から異臭が!
しかしある朝、”朝の部”として行ったスーパーで買ったものをしまうために開けた冷蔵庫の中から、なんとも言えないとんでもない異臭が漂ってきたのです。
そのときに冷蔵庫内にあり、そのようなにおいを発する可能性があったものといえば、昨日の”夜の部”に購入した「割引きシールはついているものの、消費期限内の鶏肉」しかありませんでした。まさかとは思いつつも、取り出してみるとビンゴ。
期限内であったため、表記を信用して今すぐ調理すれば大丈夫かもしれないという考えが一瞬浮かんだものの、あまりにもにおうため、すぐさまビニール袋に二重に詰めてスーパーへ持って行きました。
スーパーに入店し、近くにいた店員さんに事情を話すと、その場で袋を開けるように言われました。「本当に臭いですが大丈夫ですか?」と尋ねた上で開けたところ、店員さんも思わず「おえっ」と声が出ていらっしゃいました。
その後「店長の判断を仰ぎますのでいったんお預かりしますね」と告げられ、店員さんはつまむようにビニール袋を持ってお店の奥へと消えていきました。
しばらくすると、先の店員さんが小走りで戻ってこられて「好きな鶏肉と交換して良いと店長が言っていた」「あまりにも臭いため、店長から早く部屋から出て行けと言われた」と苦笑いで言っていました。
グレードの高い鶏肉と交換してもいいと言われましたが、まだ食べていなかったことと、早期発見により冷蔵庫内や室内への被害は少なかったため、元の鶏肉と同じグレードかつ同じくらいの量の商品と交換してもらいました。
まとめ
生鮮食品は消費期限内であっても傷んでしまうことがある、という事例を身をもって学びました。自分の嗅覚を信じて、食べずに持っていってよかったと思います。もし食べていたら、とんでもないことになっていたのではないでしょうか。
たしかに賞味期限や消費期限は信用できる大事な基準です。それでも、家族に「安全な食」を提供するための最後のとりでとして、自分の目や鼻を使った判断を大切にしていけたらと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:磯辺みなほ/30代女性。ゲーマー。発達障害持ちの夫と2人暮らし。大変なことも多い中、それ以上にネタと笑顔にあふれる毎日を送っている
イラスト/まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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