きゅうりを炒めちゃう!? 夏の常識をひっくり返すシャキシャキ炒め
NHK『きょうの料理』で料理家・栗原はるみさんが紹介した「きゅうりと鶏肉の炒めもの」に挑戦します。
ズッキーニではなく、きゅうりを炒めるの?と二度見してしまったレシピです。
あまり馴染みがありませんが、中華料理では炒めたり煮たりするのは珍しくないのだとか。
このレシピにも、ピリッと痺れる辛さのある花椒(ホワジャオ)や紹興酒が使われていて、ちょっぴり中華テイストになりそうです。
さっそく作ってみましょう。
栗原はるみさん「きゅうりと鶏肉の炒めもの」のレシピ
材料(4人分)
・きゅうり…4本
・鶏むね肉…1枚(300g)
・しょうが…1片(30g)
・サラダ油…大さじ1/2
・塩・こしょう…各少々
・ごま油…適宜
・花椒…適宜
【A】
・紹興酒…大さじ1/2
・ごま油…大さじ1/2
・塩…小さじ1/2
・こしょう…少々
サラダ油の代わりに家にあった大豆油を使用しました。
作り方①きゅうりをカットする
きゅうりは洗って水気をよく拭いたら、ピーラーで皮をむきましょう。
縦半分に切ってスプーンで種を取り除き、2cm幅の斜め切りにします。
いつも食べている皮や種を取り除くのは少し抵抗がありましたが、こうすることで食感よく仕上がるそうですよ。
作り方②しょうがを切る
しょうがは皮をむき、せん切りにしてください。
作り方③鶏肉を準備する
鶏肉は水気をよく拭き、まずは1cmの厚さのそぎ切りにし、さらに5〜6cm長さの細切りにします。
切り方が途中でよくわからなくなりましたが、きゅうりに合わせて細く切れば良さそうです。元レシピに特に指示がなかったため、皮は付いたまま使いました。
ボウルに鶏肉を入れ、【A】を全体にからめて、下味をつけましょう。
作り方④炒める
フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉を入れてほぐしながら炒めます。
鶏肉に火が通ってきたら、きゅうりを加えて強火で手早く炒めてください。
塩・こしょうで味を調えた後、しょうがを加えてごま油をまわしかけたら、火を止めます。
作り方⑤仕上げる
器に盛り、お好みで花椒をふったら完成です。
【実食】シャキッとジューシー!夏にうれしい中華風炒め
中華料理風に大皿にどーんと盛り付けてみました。
まず驚いたのは、きゅうりの火の通り具合。
強火でサッと炒めたことで、シャキッとした歯ごたえはしっかりキープ。それでいて、青臭さが消えているものだから、驚くほど食べやすいんです。
ズッキーニよりも歯ごたえがあり、噛むたびに瑞々しさが口の中に広がります。
紹興酒とごま油の下味をつけたおかげか、パサつかず、しっとりした鶏むね肉。
そこに、しょうがの爽やかな香りが後味をキュッと引き締め、食欲の落ちる夏でもさっぱり食べられます。
仕上げにふった花椒の存在感もバッチリ。
ほのかに痺れるような刺激と、鼻に抜ける華やかな香りがアクセントになって、一気に本格中華っぽい仕上がりになりました!
ちょっと気合いを入れたい晩酌の一品にもぴったりです。
炒め物なのに、脂っこさは控えめ。
それでも物足りなさは感じず、しっかりとした食べごたえがあって満足感も十分です。あとを引く美味しさに、気づけば箸が止まらなくなっていました。
一緒に食べた夫も「あっさりしていて、どんどん食べられるね!」と夢中になっていましたよ。
【自己流アレンジ】辛党さんはラー油をひとたらし
元レシピにはありませんが、ラー油(分量外)を合わせるとピリッとした刺激と深みが加わって、さらにお酒が進む味になりました。
料理に使った紹興酒をグラスに注ぎ「せっかくこのレシピのために買ったんだから、飲まなきゃもったいないよね」と言い訳しながら、ついつい一杯、二杯……。
これは危険かもしれません(笑)。
きゅうりの新しい扉が開く一品
きゅうり=生食、という固定観念がガラリと変わる一皿でした。夏バテ気味で食欲がない日も、シャキッとしたきゅうりとしょうがの香りで、箸がどんどん進みます。
スーパーできゅうりが安かったら、ぜひ作ってみてくださいね。