ニューヨークの彼の神対応
20代前半にニューヨークの大学に在学していたころのことです。当時の私は、日本とは異なる環境に疲れていました。生理前でイライラしやすかったということもあって、むしゃくしゃしてその場にあったものを放り投げてしまいました。
すると、彼氏は私が飛ばした物を見事にキャッチ! そして「PMSでつらいんだね。他にきみのPMSが僕に伝えたいことはある?」とやさしく抱きしめてくれたのです。
まさか抱きしめられるとは思っておらず、私は本当にびっくり。でも、彼が「大切なきみの体、きみも大切にしてあげてね」と言ってくれたことで、私は自分の体をいたわる大切さに改めて気付くことができました。
他の国でも神対応の紳士たちに出会った!
その他にも、私はいろいろな国で紳士たちに出会いました。ハワイで出会った紳士は、PMSを緩和するというツボ押しをしてくれたり、パリで出会った紳士は、生理前の苦痛をやわらげるために薔薇を浮かべたお風呂を入れてくれたり。
そして、みんな「きみの体が何よりも大切だから」「女性の体は何よりも大切にしなければいけない」と言ってくれました。彼らにとって、生理について話し合うことは、愛し合い、尊重し合う関係のなかで必要なことの1つだったようです。
日本人の元彼は
私が20代後半で年下の日本人男性と交際していたときのこと。彼は、PMSで精神的に不調だったり、生理中は生理痛で動けなくなったりする私を見て、戸惑っているようでした。彼は生理に対しての知識が乏しく、どう対応したらいいのかわからなかったよう。
その後、彼は女性の体に関する論文や書籍を読み、私がPMSになる前からストレスをためないように、少しの体調の変化でも気をつかってくれるように。理解しようとしてくれる姿勢が何よりうれしかったです。
病院でPMSと診断されてからは、生理前はなるべく無理ないように過ごしていますが、それでも日々いろいろなことに疲れてイライラしやすくなってしまいます。私自身気を付けているものの、やはりパートナーに理解してもらえたらうれしいもの。多くの国籍の男性と出会う中で、相手を思いやる気持ちの形は違えど、どの国でも「大切な人の体をいたわる気持ち」は共通しているんだなと感じました。これからも、パートナーとそうした関係を築いていけたらと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:葉月幸音/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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