妊娠中でも酒に溺れる夫
私が「やめてほしい」と何度お願いしても、夫は耳を貸そうとしませんでした。つわりで体調がすぐれない日も、感情が不安定な日も、私のそばには酒に酔った夫がいました。その状況に、私は次第に限界を感じるようになりました。
そしてついに、耐えきれず一度家を出ました。しばらくの間、友人の家に身を寄せながら、心身ともに疲れ切った状態で、なんとか出産に向けて気持ちを立て直そうとしていました。
出産にも酔ったまま現れる
そんな中で陣痛が始まり、自分でタクシーを呼び、病院へと向かいました。夫には連絡を入れたところ、出産には駆けつけてくれたのですが、様子を見てすぐにわかりました。
夫は、明らかに二日酔いだったのです。お酒のにおいをまとったまま、ぼんやりと立ち尽くす夫の姿を見て、怒りを通り越してあきれてしまいました。
まともな状態でそばにいてほしかった
命がけで子どもを産むその瞬間、そばにいてほしかった人がまともな状態ではなかったこと。その事実は、私の心に深く刻まれ、一生消えることのない傷となりました。
「人は変わらない」と感じたのも、この経験があったからかもしれません。でも、先月、夫がついにお酒を断ちました。しかし、すぐにすべてを許せるわけではありません。
まとめ
それでも、あの日々の中にはなかった小さな希望を、今はほんの少しだけ感じています。私はまだ、自分の気持ちと向き合っている最中です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:濱田莉央/30代女性・会社員
イラスト/きょこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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