記事サムネイル画像

元夫の再婚相手がSNSに投稿「おばさんからゲットした夫です♡」→私「地獄への入り口かもね」そのワケは?

夫は自身で事業をやっていて、私はその事務を担当しています。最近やっと経営が安定してきて、このまま穏やかな生活が送れたらいいなと思っていたのも束の間、なぜか夫が「攻めの経営」を始めました。

取引先の接待や見栄を張った付き合い、事業がうまくいっているように見せるためのブランド品で、出費は膨らむばかり。売上が追いつかず、支出だけが増えていく状況に危機感を覚えた私は、夫に苦言を呈しました。

しかし、夫は「これは先行投資だから!」「俺には先見の明がある! 細かいことばかり、いちいちうるさい」と言って取り合ってくれません。ついには、「こんな口うるさい妻はいらない」とまで言われてしまい……。

妻を全否定する夫

毎日のように同じことを言い続けて、疲れ切っていた私。会社のことを考えて言っているのに、夫は聞く耳を持たず、諦めに似た感情もありました。

 

「経営のこと、わかってないくせに口出すなよ」「お前みたいに何でも悪くとる奴と一緒にいると、運気まで下がりそうだよ」などと、私を全否定!

 

私たちがわかり合えることはなく、離婚を決めると同時に私は退職を願い出ました。

元夫を狙うアシスタント

しかし離婚後もしばらくは業務の引き継ぎがあり、一緒に仕事を続ける必要がありました。

 

引き継ぎ資料の整理に追われていたある日、元夫のアシスタントから「離婚したのって本当ですか?」と聞かれました。突然の質問に一瞬言葉を失いましたが、私は静かに「そうだよ」とだけ答えました。

 

「実は、ずっと社長のこと素敵だなって思っていたんです。フリーになったなら、アプローチをかけてもいいですよね?」と言う彼女。まさかそんな気持ちを抱いていたなんて思いもよらず、私は驚きのあまり言葉が出ませんでした。それに、元夫は40代、アシスタントは20代前半と歳の差があります。

 

「だいぶ歳が離れてると思うけど、本気なの……?」と聞いてみると、「年上の男性って頼りがいがあるじゃないですか! 男の人も若い子のほうが好きだろうし……正直、私のほうが社長にお似合いなんじゃないかと思ってたんです」と歯に衣着せぬ物言い。

 

そうそううまくいくはずないだろうと思いながら、引き継ぎを終え、私は無事退職したのでした。

 

元夫の再婚

しばらくして、私はアシスタントと元夫が交際を経て入籍したことをSNSで知りました。以前フォローしたことを忘れており、今でもアシスタントのアカウントをフォローしたままだったのです。

 

その投稿には「地味なおばさんから社長をゲット♡」「これからは私が社長夫人として彼と会社を支えていきまーす♡」といった言葉が添えられていました。

 

その投稿を見た瞬間、驚きはしましたが腹は立ちませんでした。むしろ「こんなことを公の場に書くなんてまだまだ子どもっぽいな」と、どこか呆れにも似た感情が湧いたのです。

 

しかしその1カ月後――。「最近、取引先が次々離れてるんですけど、なにか心当たりはありませんか?」とアシスタントから突然連絡がありました。「なにもしてないけど……」と言うと、「今月だけで10件も契約を切られたんですよ!どうせ会社の悪口でも言いふらしてるんでしょ!」と一方的に決めつけてきたのです。

 

もちろんそんなことはしていません。ただ心当たりがひとつ……。元夫は本当にズボラで、取引先に迷惑をかけてしまうことも少なくありませんでした。私が秘書のような役割をして、スケジュール管理やタスク管理、メールのやり取りなどをおこなうことで、スムーズな取引ができていました。

 

私がいなくなってからは、取引先にも迷惑をかけることが多くなったのだと思います。売上は大幅に減り、そこに交際費がかさんで資金はショート寸前。とても経営が順調とは言えない状態になってしまったそうです。

 

 

夫の末路に同情する余地もない…

「ひどい!」と責めてきたアシスタントに、私は落ち着いて伝えました。「取引先だって、信頼できる相手としか仕事は続けないでしょ。私がいなくなって困ったのは、そちらの準備不足じゃない?」

 

ぐうの音も出なくなったアシスタントは、自分が私の代わりに秘書業務もやると息巻いて、電話を切りました。

 

しかし元夫の会社の業績はさらに悪化し、彼女の秘書業務も思わしくなかったようです。結果として、ほとんどの取引先からの信頼を失ってしまったのだとか。

 

元夫の会社の様子を知る知人経由で聞いた話ですが、元夫は見栄のために買ったブランド品や貴金属をすべて手放したそう。羽振りの良い暮らしができると疑いもしなかったアシスタントは、貧しい暮らしに絶望し、今では夫のサポートもほぼしなくなってしまったとのことでした。

 

結局、元夫からまた一緒に仕事をしてほしいと連絡がありましたが、戻るつもりはありません。沈むとわかっている泥船に、再び乗り込む気にはなれなかったのです。今は、これまでの経験を活かしてコンサルタントとして独立し、「本気で会社を良くしたい」「社会に貢献したい」と願う人たちを支えています。

 

【取材時期:2025年7月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    エンタメの新着記事

  • PICKUP