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「え…」背筋が凍った瞬間。彼の家の「秘密の棚」を開けたら…そこに大量に隠されていた物は

これは、私が20代のころに付き合っていた彼とのお話です。彼は付き合い始めた直後から私をかわいがってくれました。「かわいいね」「写メ送ってよ、今日の髪型は? 」と、「毎日私が見たい」と言ってくれていました。「ちょっと変わり者だな」なんて思っていましたが、まさかここまでとは、という出来事が起きて……。

違和感の始まり

彼が毎日「私が見たい」と言ってくれたこともあり、私は、毎日彼に自分の写メを送ることに。「自分で自分の写真を送るのは……」と気が引ける思いでしたが、次第に習慣となっていきました。

 

そんなある日、彼の家を訪ねたときがありました。彼は在宅勤務。朝から晩まで仕事をしていたということもあってか、部屋は少し散らかっていました。思わず片付けようとすると、彼は「右側の棚は触っても大丈夫だけど、ここから左は仕事のものだから自分でやるね」と言います。

 

仕事の資料に触れられたくない気持ちもわかり、私は深く考えず、彼の言う通りに「自分でやる」と言われたところ以外の片付けをしました。

 

「…何、これ?」秘密の引き出しの中身

その数日後、風邪をひいた彼を看病するため、私は再び彼の家を訪れました。

 

起き上がるのもつらい様子で「市販の風邪薬をどこかにしまったと思うんだけど、取ってきてもらえるかな?」と彼。そのため、私は棚をひとつずつ開けながら薬を探すことにしました。しかし、どこを探しても薬は見当たりません。

 

これは彼に動いて探してもらうしかないと諦めかけたとき、以前彼が「触らないで」と言っていた棚が目に入りました。「触らないでと言われたけれど……」と、薬を探すためにその棚を開けると……。

 

「……何、これ?」。

 

異様な愛情表現に恐怖を感じた私は…

そこに、これまでに私が送った写メがすべて印刷され、保管されていたのです。異様な光景に、私は全身に鳥肌が立つのを感じました。そして見てしまったからには黙っていることはできず、写真を持って彼のもとへ。

 

すると彼は「棚、開けちゃったの? でも、俺が君のことをどれだけ好きかわかったでしょ?」と、慌てる様子もなく、私の目をまっすぐに見て言います。彼の様子に、私は恐怖を覚えました。

 

ただ、その場はなんとか笑顔を保ち、薬を見つけることができたので、彼の看病をした私。その後はすぐ帰宅しました。

 

結局、私は彼の行動が理解できずお別れすることに。後に考えると、異様だとも感じた彼の行動はきっと彼にとっては“普通のこと”だったのかもしれません。人への愛情表現にはさまざまな在り方がある。そう学んだ出来事でした。

 

 

 

著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

 

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