お墓参りで義母が暴走!?
お墓の前に着いてからも「すごいでしょ?一等地よ?嬉しいでしょ?」と繰り返す義母。私は苦笑いするしかありませんでした。すると義母が義弟のお嫁さんに向かって、さらっと「あなたたちはこのお墓に入れないからね」と言うのです!その瞬間、その場の空気が一瞬ピタッと止まりました。義弟のお嫁さんは気まずそうに笑うしかなく……。正直見ていられないほど気まずくなりました。
そんな雰囲気に気づかない義母は、今度は私のほうを見て「あなたは長男の嫁だから一緒に入りましょうね」とひと言。 義母にとっては、それが“名誉”なんだと思います。格式あるお墓に“入れてあげる”という感覚なんでしょう。私は義母の言葉にゾッとしてしまいました。
私は都内の一等地だろうと格式あるお墓だろうと、私はそこに入りたいなんて少しも思えませんでした。義母は「入りたくても入れない人もいるのよ〜ありがたいでしょ?」なんて言っていたけれど、その“ありがたみ”を感じるどころか、私は息が詰まりそうでした。
あのとき、義弟のお嫁さんが「入れない」と言われていたことが、本気で羨ましく思ってしまいました。 義母にはもちろん言えないけれど、あの“自慢のお墓”に私は、入りたくなんかありません。
◇ ◇ ◇
お墓や供養の話題はとてもデリケートなもの。義母に悪気がなかったとしても、「入れる」「入れない」という言葉で線を引かれると、思いを受け取る側は複雑な気持ちになりますよね。 お墓の形や価値観も時代とともに多様化しています。「誰と、どんなふうに眠りたいか」は本来、本人の心の中で大切に決めること。パパと少しずつでも話し合うことが、心を守る第一歩かもしれませね。
著者:高田ちかこ/40代女性・会社員/高校生の男の子と女の子のママ。子育ての終わりにさしかかり、寂しさを感じている。
イラスト:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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