わかめがたっぷりのチャンプルー
チャンプルーは、沖縄料理のひとつで「炒めもの」を意味する言葉だそうです。豆腐、野菜、豚肉などを一緒に炒めた料理ですね。
今回は、NHK『きょうの料理』の中で料理家・和田明日香さんが紹介した「豚わかめチャンプルー」のレシピに挑戦します。
わかめがたっぷり入ったチャンプルー!そんなの食べたことがないし、どんな味になるんだろうと気になります。
楽しみながら作っていきましょう!
和田明日香さん「豚わかめチャンプルー」のレシピ
材料(2〜3人分)
・カットわかめ(乾)…8g(戻して120g)
・キャベツ…3枚(200g)
・豚肉 (バラ薄切り)…100g
・豆腐(木綿)…1丁(300g)
・削り節 (花かつお)…ひとつかみ
・塩…少々
・こしょう…少々
・ごま油…小さじ1
【A】
・しょうゆ…小さじ2
・みりん…小さじ2
・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)<中華風>…小さじ2
いつもは目分量で味を付けていましたが、和田明日香さんのレシピでは合わせ調味料的なものを事前に作っておくようです。
作り方①材料の準備
カットわかめは水につけて戻し、水けを絞っておきます。布巾を使ってぎゅーっと絞りました。
キャベツ、豚肉は一口大に切ります。
豆腐はペーパータオルで包んで水けをきります。筆者はしっかりめに水気を切りたかったので、重しをのせました。
合わせ調味料となる【A】を混ぜ合わせておきましょう。
作り方②豚肉と豆腐を炒める
フライパンに豚肉を入れて中火にかけ、豆腐をざっくりとちぎりながら加え、塩・こしょうをふります。
豚肉から脂が出て、豆腐に焼き色がつくまで焼き炒めていきましょう。
豆腐から水分が出るので、それがなくなるまでは焼き色などつきようがなく、これには少し時間がかかりましたが、きっとそこまで炒めないと水分で味がぼやけるのですね。なるほど。
作り方③わかめとキャベツを加えて仕上げる
②のフライパンにわかめとキャベツを加えて混ぜ、混ぜ合わせておいた【A】も加えて混ぜます。
調味料がなじんだら、ごま油を回しかけて、器に盛り、削り節をのせたら完成です。
食欲をそそる削り節の香り!
わかめは野菜と違い、加熱しても水分が出てこないうえしっかり調味料も吸い込んでいて、もともとのうま味も含め、他素材とのコンビネーションが抜群でした。これは想像以上の馴染みっぷり。
焼き付けた豆腐とキャベツのほんのりした甘み。そこにからむ削り節、そしてご褒美のような豚肉を合間に口に入れてぱくぱく、ぱくぱく食べ進みます。
そう、いろいろな食材が混じり合う幸せを噛み締めるのが、チャンプルーの醍醐味。
久々に揃った家族3人。飲みながら、他のものも食べながらでしたが、結構なボリュームをペロリといただいてしまいました。大好評で、鼻高々です。和田明日香さんに感謝!
チャンプルーのわかめは常連になるかも
それにしても、炒めものというのは手早くできる料理の筆頭ですね。材料に火を入れて味をつけるというシンプルな調理法で、こんなにも複雑な味わいのひと皿が仕上がることに改めて感動します。
合わせ調味料は、少量でもガツッと濃い印象のものでした。これだけの量の具材にしっかり味が入っていてびっくり。
チャンプルーを作ると、豆腐、豚肉、野菜、油の相性の良さに、なんて素敵な料理なんだ!といつも思うのですが、今回わかめを加えてみて、新たなお友達が増えた気持ちになりました。
おなかは膨れるけれど、身体にいいものを摂取した感もたっぷり。わかめ入りチャンプルー、ぜひ作ってみてくださいね!