義母「不倫した人は慰謝料払え！」ぬれぎぬを着せられた私→暴露祭りを開催した結果「ありがとう♡」

しかし数日後、「俺、もう無理だ。離婚してくれ」と、夫から唐突に離婚を切り出され、私は驚きました。

 

理由を聞くと、「……見たんだよ。お前が駅前のカフェで、若い男と楽しそうに話してるところ」と言います。つい最近私が会った若い男の子というと、先日相談を受けたあの彼しかいません。明らかに夫は誤解しています。

 

義母に頼まれてあの男の子に会っていたと説明しても「言い訳するな！ 俺はもうお前を信用できない。しかも母さんの名前まで出すなんて」と聞く耳を持たず、さらには軽蔑するような目で見られるのです。

 

男性と2人きりで会ったのは私が悪かったかもしれない……と思い直し、事前に相談や報告しなかったことを詫びても受け入れてもらえず、「浮気したんだから、慰謝料を払え」とまで言われ、途方に暮れてしまいました。

困り果てた私は、義母に電話をかけることにしました。義母から説明してもらえば夫も納得すると思ったのです。

 

しかし義母は「火のないところに煙は立たぬって言うじゃない？」と、先日のことはスルー。「うちの息子が傷ついているのは事実でしょ？ 浮気した人は慰謝料払って当たり前！ 親権もあなたには渡さない！」と信じられないことを言ってきたのです。

 

さらに、「息子が見たのは本当にあの子なの？ 別の浮気のカモフラージュにしてない？」と続けた義母。てっきり、義母が夫をたしなめてくれると思ったのに……。がっかりしてしまいましたが、同時にあまりにも異様な対応に、とある疑惑が確信に変わりました。

 

最近の夫の態度に不信感を持っていた私。帰りが遅くなる日が増え、スマホを肌身離さず持ち歩くようになったあたりで、夫の浮気を疑うようになっていました。そこで私は義母にカマをかけることにしたのです。

 

「あなたの息子さんも私のこと裏切ってますよね？ お義母さんが庇っているの、私知っています」実は、義実家でも違和感を覚えていました。

 

義母が私の名前を呼び間違えたことが何度もあり、それはいつも同じ名前……。家族分のお茶碗しか置いていない義実家に、ある日小さくてかわいいお茶碗が突然買い足されていたこともありました。孫用というわけでもなく、いつも食器棚の定位置にしまわれているのです。

 

確信したのはお手洗いを借りたときのこと。トイレットペーパーを替えようと戸棚を開けたら、そこには開封された生理用品がしまわれていました。義実家で生理用品を使う人はいないはず……。そこで私は、夫が義実家で浮気相手に会っているのでは？ と疑い始めたのです。

途端にうろたえる義母の様子を見て、私の予感は当たっていると確信しました。ここで最後の切り札。「浮気相手って、お義母さんのお友だち、鈴木さんの娘さんですよね？」と聞いてみました。

 

鈴木さんの娘さんの話を以前一度聞いたことがあり、義母がやけに褒めるので記憶に残っていたのです。偶然にも私を何度も呼び間違えたその名前が、鈴木さんの娘さんと同じ名前……。なんだか気になって、一か八か、賭けに出たのです。

 

「あの子のほうがかわいげがある！！ 私はあんなお嫁さんが欲しかったから！！」と義母が暴露し始めたので、私はそっと会話を録音し始めました。

 

浮気相手を夫に紹介したのは義母でした。夫もまんざらではなく、そのまま実家を利用した密会を重ねていたそう。盛り上がった夫たち不倫カップルと義母は、私と別れて再婚しようという話になったようで、私をハメる計画をたてたとのことでした。

 

つまり、私に相談を持ち掛けた“義母の知り合いの男性”もグル。私の浮気相手としてでっち上げるために義母が呼んだのでした。私から慰謝料を取り、新居の頭金にしようとしていたから驚きです。

 

「お望み通り離婚します。ただし、慰謝料はきっちりいただきますから」と言って、私は電話を切りました。そして取れるだけの慰謝料を請求すべく、すぐに専門家に相談したのです。

 

浮気相手の女性は、計画が失敗したとわかった途端夫に別れを告げたそう。「やり直したい」と夫に泣きつかれましたが、受け入れるわけがありません。

 

浮気した挙句、私を陥れようとした夫。娘の親権まで狙っていたとは、今思い返してもゾッとします。しかし、義母の大暴露には感謝しかありません。おかげで希望通りの離婚ができ、今、私は娘と2人穏やかな暮らしが送れているのですから……。

 

【取材時期：2025年7月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。