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交流のないママに夏祭りの送迎を頼まれ困惑「車ないのに…」断るとタクシーを要求!するとママの息子が

当時9歳だった長男とそのお友だちが繁華街の夏祭りに行きたいと言うので、同行することにした私。しかし、お友だちのママは私に車で送迎してほしいと言います。車はないと伝えると、まさかの要求をされ……。

 

車がないのに送迎を頼まれた

長男が9歳のころの出来事です。同級生の友だちAくんと長男が、繁華街の夏祭りに行く計画を立てていました。私がそのことを知ったのは約束の前日。まだ9歳の2人がどうやって繁華街へ行こうとしているのか驚き、「どういう手段で、何時から行くの?」と聞くと「学校が終ってから自転車で行く」と言います。しかし、道がわからないとのこと。夕方から子どもだけで繁華街へ出かけるのは心配なため、私の仕事が終わってから一緒に行くことにしました。

 

Aくんママとはほとんど交流はありませんが、連絡先は知っていたのでAくんママに私が同行することを伝えると「それなら行っていいですよ」となぜか上からの物言いで許可されました。少しモヤモヤしながらも「私の仕事が終わるのが16時なので、17時に小学校前で待合せはいかがでしょうか」と続けて提案。すると「すべてお任せします」のひと言が返ってきて、丸投げされたような感覚になりました。

 

 

夏祭り当日、私は仕事から急いで帰宅して長男と自転車で小学校へ。約束の時間を10分ほど過ぎてAくんが徒歩で現れました。「自転車はどうしたの?」と尋ねると「自転車は危ないから車に乗せてもらいなさいってお母さんが言ってて……」としどろもどろに話すAくん。

 

メールでAくんママに確認すると、「自転車で繁華街まで行くのは危険なので、そちらの車に息子を乗せて連れて行ってください」と返事が。あまりの自分勝手さに驚愕しつつ、車は夫が使っているので無理だと伝えると泣きそうになるAくん。仕方なくAくんは帰ることになり、心配なので一緒に家まで送ることにしました。

 

Aくん家のチャイムを鳴らすと、40代後半くらいのAくんママが出てきました。「あら、行かなかったの? 連れて行ってくれてよかったのに~、残念だったね、A」との言葉に驚きを隠せません。私は「車がないので……」と伝えると「タクシー使うとか考えました?」と衝撃の言葉が! イラッとしましたが息子たちがかわいそうなので、「それなら私は息子と自転車で行くので現地集合にしましょうか?」と提案するも「私は行きませんよ。人混みがきらいなので」と言うではありませんか。

 

 

するとAくんが「じゃあ僕はお祭りに行けないってこと?」と悲しそうに言いました。「うん、〇〇くんのお母さんが連れてってくれないみたいだから」と嫌みっぽく返すAくんママ。それを聞いたAくんは「そうじゃないよ! 母さんがあれもこれもダメって言ってるんじゃないか!」と声を荒げ、続けて「〇〇くんのお母さん(私)、いろいろよくしてくれてありがとう」と私にお礼を言い、部屋に入っていきました。Aくんママは「では、失礼します」とだけ言い、解散となりました。

 

子どもが喜ぶことのためなら、できるだけ応えるのが親だと思い私なりに協力をしたつもりでしたが、世の中には他人任せで考え方が異なる人がいると実感した出来事となりました。長男はAくんと夏祭りに行けなくて残念そうでしたが、その日以降も仲良く遊んでいる様子。お互い思いやりのある大人になってほしいと願うばかりです。
 

 

著者:安藤由美香/30代・ライター。おおらかな10歳の息子と完璧主義の6歳の娘を育てる母。アクティブな夫と黒柴わんこと共に、にぎやかな日々を過ごしている。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

 

 

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