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義姉「うちの母に300万借りてるくせに態度が悪い!」⇒“貸してるのは私”と明かしたら…義母が!?

私たち夫婦は30代で、義母の近くに住んでいます。「パートをして返すから!」という義母の言葉を信じ、生活費の補填としてお金を貸しているのですが……。

義母のたび重なるお願いに限界が…!

ある日、義母から「お願いがあるんだけど……」と連絡がありました。どうせまたお金の無心だろうと思い、「お金ならもう貸しません」と先回りして伝えると、義母は「まだ何も言ってないでしょ」とむくれてしまいました。とはいえ、話を聞けばやはり資金援助が目的でした。

 

先月、私は「これ以上の支援はできません」とはっきり伝え、義母も「パートを始めて借りたお金も返済する」と約束していました。ところが、あれから半年経っても就職先は決まらず、「還暦間近のおばちゃんなんて雇ってくれないのよ」と愚痴をこぼします。しかし実際には、年齢だけが理由で仕事が見つからないわけではありません。義母は求人を選り好みし、自分の経験や適性を無視した応募ばかりを繰り返していたのです。

 

私は「ブランクがあっても働ける職場を探しましょうか」と提案し、「まず私がいくつか候補をまとめます。その中から選んでください」と伝えました。そして、今月分の生活費については「今回が最後です」と改めて念を押しました。義母は「仕事内容次第よね〜」と軽く笑っていましたが、私の決意は変わりません。義母が本気で働く意志を示さない限り、これ以上の援助はしないと心に決めています。

 

義母から連絡が…資金援助かと思いきや!?

ある日、義母から「相談があるの」と連絡がありました。どうせまた金銭の話だろうと思っていたところ、義母は「来週の私の誕生日会についてよ」と切り出しました。

 

誕生日会は義姉が主催し、親族が集まる予定です。義母は当然のように「あなたたちは私に何をくれるの?」とプレゼントを要求してきました。私が「用意していません」と答えると、「誕生日会なのにプレゼントも持ってこないつもりなの?」「私に対する恩や感謝はないの?」と詰め寄ってきました。私は思わず、「これまでいくらお金を貸してきたと思っているんですか」と返しました。

 

 

義母は「それとこれとは別」と反論し、「娘家族もいるから私に恥をかかせないで」と言ってきます。私は、義姉は義母の借金のことを知らないのではないかと感じ、その点を確認しました。義母は「娘には関係ないでしょ」と言い、なぜ義姉ではなく私たちからお金を借りるのかを問うと、「娘は専業主婦で子どももいる。でもあなたたちは子どもがいない共働き夫婦でしょ」と返されました。

 

私たち夫婦は将来のために共働きを続けており、子どももほしいと思っています。そのことを伝えると、義母は「え?もう30代でしょ?遅くない?」と笑ってきました。私は「余計なお世話です」ときっぱり言い、面倒なので誕生日会には参加しないと告げました。

 

すると義母は慌てて謝り、「せっかく娘が企画してくれた会だから来てほしい。孫も楽しみにしているの」と懇願。「低予算でいいからプレゼントもお願い」と泣きつかれました。私は「次にまたお金を借りに来たら、そのときはお義姉さんにも話します」と釘を刺しました。こうして義母からの要求はいったん収まりましたが……。

 

義姉から「300万円借りてるくせに…」と言われ

義母の誕生日会が終わったあと、義姉に呼び止められました。私が「お義姉さん、今日はお疲れさまでした。どうなさいましたか?」と声をかけると、義姉は少し遠慮がちに切り出しました。「前から思っていたんだけど……お母さんへの当たりが少し強くない?」自分ではそのつもりがなかったので、「そうでしょうか。そんなふうには思っていませんが……」と首をかしげると、義姉は言いにくそうに続けました。

 

「こんなこと言いたくないんだけど、お母さんに300万円を借りてるんでしょ?
それなのに今日の態度はどうかと思うの。家族旅行の話にも“お金を使わないでください”なんて言って、場の空気も悪くなったし……。貧しいと心まで荒んでしまうものなの?」

 

あまりに的外れな指摘に、私は思わず苦笑してしまいました。
「貸しているのは、私たちのほうですよ」そう伝えると、義姉は目を丸くし、驚いたように聞き返してきました。

 

 

「はい。これまでに合計で300万円ほどお貸ししています」と伝えると、信じられないという表情を浮かべた義姉は、「でも……お母さんにはお父さんの遺産があるはずよ?」と戸惑っています。私は冷静に「その遺産はもう、ほとんど使い切ってしまったようです。それでも生活が苦しいと言ってきたので、昨年から私たちが貸し続けてきました。『パートを始めて返す』と約束されましたが、一向に働く様子もなく、返済も進んでいません」と説明。義姉は青ざめた様子で「知らなかった……」と呟きました。

 

そして義姉は深く頭を下げ、「本当にごめんなさい。事情も知らずに責めてしまって……」と謝罪しました。私はこれまで口止めされていたことも打ち明け、最後にこう釘を刺しました。

 

「次にお金を借りに来たら、そのときはお義姉さんにも詳しくお伝えします。私たちはもうこれ以上支援を続けるつもりはありません。今後は、お義姉さんがどうされるかお考えください」義姉は神妙な表情で何度も頷き、ようやく私たち夫婦の負担を理解してくれたようでした。
 

「娘に借金をバラしたでしょ!」逆ギレする義母に…

義母から突然、「娘に借金のことを話したでしょ!」と抗議の電話がかかってきました。「約束を破った」と声を荒らげる義母に対し、私は、義姉から「借金しているくせに態度が悪い」と非難された経緯を説明。そして夫と話し合った結果、義母とは縁を切ることにしたと伝えました。

 

義母は「息子が悲しむはずよ」と情に訴えかけてきましたが、夫自身が義母の偏った愛情や金銭的な依存に強い不満を抱いており、十分に話し合ったうえで出した結論でした。借金を返してもらうために義母のパートを探したり、義母とのやりとりを繰り返したりするのは、もううんざり。もちろん、お金を貸すつもりもありません。

 

その後、義母は義姉の家族を頼っているようですが、それもどうなることやら。私たち夫婦は引っ越し、ようやく精神的にも経済的にも、落ち着いた日々を取り戻すことができています。

 

◇ ◇ ◇

 

義母の“貸してくれて当然”という態度も問題ですが、夫も当初は「少しくらいなら……」と貸していたのかもしれません。家族という関係上、情に流されがちですが、自分たちでルールや限度を明確にし、それが守られないときは毅然と対応するなどで心の平穏と健全な関係を保ちたいですね。

 

【取材時期:2025年6月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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