第2子の妊娠を母に報告すると…
産婦人科にて妊娠が確定したその日に、母に電話をかけ、妊娠を報告しました。
「おめでとう!」という言葉を当たり前に期待していたのですが……。
母の口から飛び出してきたのは「ちょっとあんた……あんたはいつだって自分勝手やな」という言葉でした。
よくよく話を聞いてみると、「産後の手伝いに行かなきゃいけないんだったら、妊娠する前に言ってほしい」とのこと。私は「妊娠自体いつできるかわからないものなのに……」と、あきれて物が言えなくなりました。
後日、改めて話し合ってみても、母の主張は変わりませんでした。自分の生活や体力を守るために、事前の心構えがほしかったのだと。今思えば、母にも母の事情や不安があったのかもしれません。
それでも2人目の孫が生まれる喜びが感じられず、私は寂しい気持ちになりました。最終的には言い合いになり、産後の手伝いは頼まないことに。
この件をきっかけに、母との関係には距離が生まれてしまいました。今では連絡は最低限で、実家にもほとんど帰っていません。
でも、今思えば、私も「おめでとう」という言葉を当然のように期待していて、母の事情に思いを馳せる余裕がなかったのかもしれません。家族は、距離が近いからこそぶつかってしまうように思いました。そして近いからこそ、いつかまた寄り添える日も来るのかもしれません。子どもたちの成長をきっかけに、自分自身、少しずつ母と向き合えるようになれたら……。そう願いながら、今は自分の家庭を大切に過ごしています。
著者:川崎唯/30代女性/6歳と0歳の姉妹を育てる専業主婦。趣味は人間観察と映画鑑賞。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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