混合栄養がもっとラクに!母乳とミルクの上手なつきあい方

2019/03/04 20:00
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赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の榎本さんから混合育児がラクになるメッセージです。
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ミルクを飲む赤ちゃん

 

赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の榎本さんからメッセージです。

 

こんにちは。助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本です。

 

実は混合栄養がいちばん難しいことをご存知ですか? どのくらい足したらいいか、母乳の回数はこれでいいのか、正解がないために悩んでしまうママは多いです。上手にミルクとおつきあいし、新生児から1歳ごろまでの赤ちゃんの混合栄養がもっと楽しくラクになる方法を紹介します。

 

本当にそのミルク必要ですか?

赤ちゃんの胃の大きさは、生後1カ月ぐらいが80〜150cc、1歳で200〜300ccといわれています。母乳は腹八分目で飲むのをやめることも多く、消化もいいので授乳回数は1日に10〜12回になり、授乳間隔が1時間程度になることもあります。

 

生後2カ月までは満腹中枢が未熟で必要量以上飲む赤ちゃんもいます。母乳量は目に見えないので、足りているか心配でミルクを足していることがあります。胃はたくさん飲むことに慣れてしまうと、母乳量が増えても大きくなった胃にあわせて、たくさんのミルクを足さなければならないこともあります。
 

まずは、足さなくていいミルクは足さないほうがラクです。
 

母乳が足りているか判断するポイントは?

おっぱいをあげたあとも、眠らなくてミルクを足すと眠るので足りてなかったんだと判断する方がいます。赤ちゃんの中には、おなかがいっぱいでも「おっぱいのあとはミルク」とルティーン化して飲んでいることがあります。

 

〈おっぱいとミルクが足りているか判断するポイント〉
・おしっこは1日に6〜8回みられているか

(特に紙おむつの場合は1〜2回おしっこをしてから気づく場合が多く、確認されて交換する回数より尿回数は1.5〜2倍多いことが予測されます)
・体重が1日に18〜30gの増加があるか

(保健センターやショッピングモールの体重計で7〜10日間隔で計測して評価します)
 

体重増加がこれ以上であればミルク量減量を、これ以下であればミルク量増量を検討していきます。無理なくミルクを減らしていくポイントは、1日トータル量から40〜60ccずつ、その量を2〜3日キープしてみて大丈夫そうなら、さらに同じ量減量と少しずつ減らしていきます。


ミルクを追加するタイミングを見直していこう

母乳をあげてからすぐにミルクをあげるとあんまり飲まず、眠りながら飲んで時間がかかる場合、おっぱいをあげて少し様子を見てみてください。30分から1時間くらいすると落ち着いたり、眠ったりすることがあります。時間が経って泣く、もしくはしっかり起きてまだ欲しがったらミルクをあげるようにします。ミルクを飲む時間がぐーんと短くなります。

 

ポイントは、
・おっぱいとミルクの間隔は気にせずに
・ミルクとミルクの間隔は3時間程度を目安に
・おっぱいだけで2〜3時間あいたらミルクはスキップ

 

これができると、外出時など母乳だけの場合も1時間程度は落ち着くこともあり荷物も減ってラクになります。また、夜間は母乳だけで過ごすことができることもあります。夜中のミルク作りの手間が省けます。

 

おっぱいの回数が多くて大変で、ミルクをあげて少し授乳間隔をあけたい場合は、ミルクの補足量は最低限にします。生後1カ月以上の赤ちゃんでもMAX100cc程度にします。母乳だけでも大丈夫な時間帯は足さずに様子をみましょう。
 

一緒にサポートしてくれる助産師をみつけよう

入院中に母乳が出ていないと、そこで諦めてしまうお母さんがいますが、本当の勝負は退院してからです。出産後たくさん吸わせた効果が遅れて出てきて、生後2カ月ぐらいまでに軌道にのってきます。


軌道にのるまでは、母乳外来でサポートしてもらうと心強いです。母乳外来って完母を目指してる人が受けるイメージあるようですが、混合の方ほど受けたほうが良いです。母乳分泌、体重の増え方、ミルクの補足量をお子さんの性格(傾向)やご家庭の生活リズムや習慣など総合的にみてもらうことができ、安心です。

 

母乳育児は、完母でなくても細く長く母乳を続けることによって、赤ちゃんが一生に飲む母乳量は多くなり母乳の恩恵を受けることができます。母乳とミルク、両方ともに上手く付き合いながら、混合栄養を楽しんでくださいね。

 

監修者・著者

助産師 榎本美紀

国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー


2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室


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