湯せんだから鍋が汚れない!お手軽角煮丼
テレビ朝日系列『家事ヤロウ!!!』で吉沢さんが作った「とろとろ角煮丼」にチャレンジします。
角煮といえば、コトコトじっくり煮込む手間のかかる料理というイメージがありますよね。
しかし、料理はまったくの初心者だという吉沢さんでも(失礼!)完成させることができた一品。
番組では、包丁を持つ手つきもどこかおぼつかない様子でしたが、できあがった丼を食べたMC陣、バカリズムさんたちが大絶賛していたんです。
しかも、調理用袋で湯せんするので、鍋がほとんど汚れません。豚の脂でベトベトにならないなんてありがたすぎる……!
さっそく作ってみましょう。
家事ヤロウ!!!公式「とろとろ角煮丼」のレシピ
材料(1人分)
・豚バラブロック肉…100g
・小ネギ…1束
・塩コショウ…少々
・しょう油…大さじ1
・おろし生姜…小さじ1
・はちみつ…大さじ1
・卵黄…1個分
生姜はチューブのものを使用しました。
写真には映っていませんが、ご飯と湯せん用の調理袋が別途必要です。番組ではダイソーの「パカッと!調理用袋」を使用していましたよ。
※1歳未満の乳児にはちみつを与えることは、乳児ボツリヌス症感染の危険性があるため避けてください。
作り方①豚肉をカットする
豚バラブロック肉は、2cm角の角切りにしましょう。
作り方②小ネギを準備する
小ネギは小口切りにします。
作り方③袋に入れる
調理用袋にカットした豚バラ肉を入れます。
作り方④味付けする
③の袋に、塩コショウ、しょう油、おろし生姜、はちみつを入れてください。
生姜には肉の臭みを取り、肉をやわらかくする効果があるそうです。
また、肉は加熱されると凝縮し、かたくなる傾向がありますが、はちみつを入れることでその変化を抑えてくれるのだとか。
作り方⑤揉み込む
すべての調味料を入れたら、袋の上からよく揉み込みましょう。
作り方⑥時間をおく
なるべく空気が入らないように袋の口を結んで、味が染み込むまで30分漬け込みましょう。
作り方⑦湯せんする
漬け込んだ豚肉を弱火で湯せんします。目安は30分。袋が溶けたり破れたりしないように鍋の底に耐熱皿を入れてくださいね。また、鍋肌にもつかないように注意してください。
作り方⑧ご飯にのせる
鍋から取り出し、ご飯の上にのせます。中からはしょう油ベースの甘い香りと生姜の良い香りがしてきました。
汁けがあるので、こぼさないように注意してくださいね。
作り方⑨仕上げる
小ネギを散らして、卵黄を真ん中にのせたら完成です!
【実食】味シミシミだけど重くない!やさしい角煮丼
角煮ってこんなに簡単だっけ?と拍子抜けするほど手軽に作れました。
ひと口食べてみると、脂身はぷるっとやわらかく、赤身はほろっとほぐれる食感。重たいかなと思いきや、生姜の香りがしっかり効いていて、くどさは感じられません。
タレは甘めですが、それがまたご飯に合う!汁けが多いので、箸よりスプーンで食べるのがおすすめです。
あらかじめ小さめにカットしているため食べやすく、パクパクと手が止まりません。
卵黄を絡めればまろやかさが加わり、角煮との相性も抜群。
これまで角煮といえばゆで卵を一緒に煮込むイメージでしたが、卵黄のせもアリよりの大アリです。ゆでる手間がかからないので、これからは卵黄派になっちゃうかも……。
1人分だけ作れるのも嬉しいし、湯せんで作るから鍋も汚れません。
味付けして寝かす時間と湯せんの時間はかかりますが、ほぼほったらかし。その間に副菜やスープを作ったり、別の家事に手をつけたりできるのが助かります。
ちなみに筆者は、芥川賞作家・吉田修一さんの原作小説『国宝』を読みながら作りました(笑)。
手軽だけどちょっと特別
がっつり満足できるのに、どこかやさしい味わいの角煮丼。時間はあるけど、あれこれ調理するのはちょっと面倒だなという日にぴったりです。
気負わず作れて、少しだけ特別感のある一杯、ぜひ試してみてくださいね。