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「死ぬかと思った…」海外でスノーケリング中に起きた予想外の恐怖体験【体験談】

まだ20代だったころ、オーストラリアの海沿いを1人で旅していたときのことです。観光客の少ない小さな海辺の町で、スノーケリングを体験してみようと思い、初日は現地のインストラクターに申し込んで、ほぼマンツーマンで案内してもらいました。

開放的な気分から大胆な行動に

岸から出発し、海流に乗って透明度の高い海中をゆったりと進みながら、美しいサンゴや魚たちの景色を楽しみました。途中でウミガメにも遭遇し、夢のような時間を過ごしたのを覚えています。最終的には出発地点とは別の岸にたどり着くという流れで、その日の体験は大満足でした。

 

その翌日、もう一度スノーケリングがしたくなりましたが、節約旅だったため、今度はインストラクターなしでひとりで挑戦することに。バスで前日と同じ海岸まで向かい、同じ場所から海に入りました。

 

しかし、このとき大きな誤算がありました。前日とは違う時間帯に海に入ったため、海中の流れ、つまり潮の流れも変わっていたのです。それに気づかないまましばらく楽しんでいましたが、そろそろ岸へ戻ろうとしたところ、思わぬ事態に。

 

このままだと流される…!

目の前には足が着きそうな浅瀬が見えているのに、ものすごい勢いの流れが海中を横切っており、どうしても前へ進めないのです。必死に泳いでも、その場をキープするのがやっとで、体力がみるみるうちに奪われていきました。

 

「このまま流れに身を任せれば、岸に近づけるのではないか」と一瞬考えたものの、外海へ流されてしまうおそれや、サメに遭遇するリスクを思うと、とてもそんな賭けはできませんでした。

 

もう限界かもしれない……そう思ったそのとき、なんとか足をめいっぱい伸ばし、やっとの思いで海底に足を着けることができました。そして、はうようにして岸へとたどり着いたのです。本当に、「死ぬかもしれない」と思いました。

 

 

取り返しがつかない事態になりそうに

もともと、どんなことにも慎重に行動する性格のはずだったのに、少しの気の緩みと過信、そして海外という非日常の中で気分が開放的になっていたことが、取り返しのつかない事態を招きかねないところでした。

 

今でこそ「離岸流」という言葉を知っていますが、当時はそんな知識もなく、ただ海を美しいもの、楽しいものとしてしか見ていなかったのです。

 

まとめ

海は決して甘く見てはいけない。ひとりで海に入る危うさと、自然の力を軽く見てはいけないということを、身をもって痛感した出来事でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:山田花子/50代女性・アルバイト。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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