「春夏冬二升五合」って何て読むの?
パッと見ると「しゅんかとうにしょうごごう」と読んでしまいそうですが……。
実はこれ、漢字をそのまま読むのではなく、隠された意味を読み取る言葉遊びなんです!
次のうちから選んでください。
① 四季折々酒が美味い
② 秋には少々休みます
③ 商いますます繁盛
解けると「なるほどね〜」とスカッとするなぞなぞなので、諦めずに考えてみてください!
果たして答えは…
正解は、③商いますます繁盛でした!
どうして「商いますます繁盛」なの?
春夏冬 =「秋がない」→ あきない → 商い
二升 = 「升(ます)」が二つ → ますます
五合 = 一升(いっしょう)の半分(半升) → はんじょう → 繁盛
つまり「商いますます繁盛」という商売繁盛を願う縁起の良い言葉だったんです!
実はバリエーションも!「一斗二升五合」はなんて読む?
同じような言葉遊びで「一斗二升五合」というものもあります。
・一斗:五升の倍 → 「ごしょうばい(ご商売)」
・二升:升が二つ → 「ますます(益々)」
・五合:一升の半分 → 「はんじょう(繁盛)」
で「ご商売ますます繁盛」となります。
このような言葉遊びは「判じ物」と呼ばれ、江戸時代のころから庶民の間で楽しまれていたそうです。商売をされている方が縁起を担いで使ったり、お祝いの席で話のネタにしたりしたのだとか。
正解できましたでしょうか?次回のクイズをお楽しみに!