静かに怒る彼女の視線の先には…
妻と交際していた際、2人で花火大会に行きました。虫が多そうな場所だったので、自宅にあった適当な虫よけスプレーを持って待ち合わせ場所へ。彼女と合流し、彼女が僕が持ってきた虫よけスプレーを使うとのことで、手渡したときです。
「これ、誰の?」と、不機嫌な声で彼女が口にしました。虫よけスプレーを見ると、そこには元カノの名前が書かれていて……。以前交際していた女性からもらった虫よけスプレーをそのまま自宅で使っており、名前が書かれているのを見ずに持ってきてしまったようです。
このとき、僕はとっさに「妹のだよ!」と苦しすぎる言い訳をしてしまい……案の定、彼女には「へえ? 妹が虫よけスプレー貸してくれるんだ?」と睨まれてしまいました。
正直、花火どころではない険悪な雰囲気になってしまい、彼女が帰ってしまう事態に。僕は途中のコンビニでひとりアイスを食べながら「なんで嘘をついちゃったんだ……」「絶対浮気していると思われた……」と後悔したのは言うまでもありません。
その後、ちゃんと事情を説明してなんとか誤解は解けました。ただ結婚した今でも、妻が虫よけスプレーを自身のかばんに入れる際は「(僕の虫よけスプレーは)貸さなくていいからね」とニッコリ笑われ、そのたびに、冷や汗をかいてしまいます(苦笑)。
著者:中島タケル/40代男性・結婚10年目の会社員。妻と息子とワンコ2匹の5人暮らし。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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