手頃な量と作り方
テレビ朝日系列『DAIGOも台所〜きょうの献立 何にする?〜』で辻調理師専門学校の先生・大西章仁さんが紹介してくださったレシピ「キャラメルプリン」です。
4つだけ作る、というところに激しく共感しました。こういう分量のレシピが欲しかったの!
家族構成にもよるかと思いますが、例えばひとり暮らしの場合でも、4つなら数日の間に完食できそう。ちびっと作る、この感じなら、おうちプリンも定着させられるかも知れません。
大西章仁さん「キャラメルプリン」のレシピ
材料(4個分)
・牛乳…300ml
・バニラのさや…1/4本
・砂糖…40g
・卵…2個(100g)
【キャラメル】
・砂糖…50g
・水…30ml
この段階では真っ白ですねぇ(笑)。扱いやすい量なので、心理的な負荷がかなり低いです。バニラエッセンスではなく、本物のバニラを使うところにこだわりを感じて嬉しくなります。
作り方①キャラメルを作る
鍋に水の半量と砂糖を入れてなじませ、中火にかけます。しばらくするとこんな感じになります。
全体が薄茶色になってきたら火を止め、余熱で色づけて残りの水を加え、冷水(分量外)を入れたバットに鍋ごとつけて粗熱を取ります。
※水を加えるときにはねるので、やけどに十分注意しながら行ってください。
このくらいまで我慢して火を止めましたが、ちょっと遅かったかな。
熱いうちにプリン型に流し入れ、固まるまでおいておきましょう。
少し流しにくく、バットで冷やす時間がほんの少し長かったかも知れません。固まってしまうと流れなくなるので、このあたりのタイミングは大事ですね。
鍋に結構残ってしまった。でも、大丈夫。このまま後で溶かして使うレシピなのですよ。
作り方②牛乳と砂糖を合わせて温める
バニラのさやを裂いて種をこそげて砂糖と合わせます。いい香りだけれど、バニラのかたまりがうまくほどけない……。
キャラメルを作った鍋に牛乳を入れ、そこに先ほどの砂糖を加え、鍋に残ったキャラメルを溶かしながら沸騰直前まで温めましょう。
残っていたキャラメルが溶けてミルクティーのような色になりました。バニラのかたまりはゴムベラと鍋の側面でなんとかつぶそうとしてるところです。
作り方③牛乳液と卵を合わせて漉し、火を通す
ボウルに卵を溶きほぐし、牛乳液を加えて混ぜ合わせるのですが、熱いと卵が固まるに違いないので、十分冷ましてから混ぜ合わせました。
それを目の細かいザルで漉し、プリン型に流し入れてアルミホイルで1個ずつに蓋をします。
フライパンにペーパータオルを敷いて湯を少し入れ、プリン型を並べて型の半分の高さまで湯を入れます。後から気付きましたが、この「湯」というのは熱湯ですね。
蓋をして、ごく弱火で15〜20分火を通します。
実はわたくしぬるいお湯を張ってしまい、ごく弱火では蒸気も上がらないし、15分経ってもきっと固まらないと想像がついたので、少し火を強めて沸騰させてからごく弱火に落として時間を計りました。
作り方④余熱で15分おいて粗熱を取り、そして冷やして完成
火を止めて余熱で15分おき、取り出して常温において粗熱を取ります。
アルミホイルを取ってみました。固まってるっぽい。よかった。冷蔵庫で3時間以上冷やしたら、型の内側を包丁でなぞって型からはずれやすくし、器にひっくり返して完成です。
キャラメルって最強
じゃーん、どうでしょうか。おうちプリン、なかなかじゃないですか。いろいろ失敗して心配していたのですが、大丈夫だったみたいです。
口ざわりはなめらかで、しっかり固まっています。キャラメルが溶け込んだ大人っぽい風味がたまりません。こっくりとした甘苦さも最高です。
卵、牛乳、砂糖、そしてバニラの素直な味が何よりもご馳走に思えます。自分で作ると、材料が全部把握できていて、安心。
何度も作りたくなる手軽さ
この分量なら、いつも家にあるもので、思いついた時に作れそうです。
そして、オーブンを使うまでもなく、いつもの鍋とフライパンで作れるというのもとてもありがたい。
世の中にはふんわりやクリーミーや、色々なタイプのプリンレシピがありますが、しばらくはこのレシピで作り込んでいこうと思いました。
おうちに卵2つと牛乳300mlと砂糖がある、という方、ぜひチャレンジしてみてください。バニラはなければバニラエッセンスで、それもなければないで、とりあえず良いのでは、と思います。