フォークが折れそうな硬度に騒然!
ママ友が「子どもが好きかなと思って作ってみたよ~」と出してくれたゼリーは、キャラクターの顔がつぶれるほど力を入れてフォークを刺しても、びくともしませんでした。
まるで硬度テストのように、ママたちが次々とプラスチックのフォークで刺そうとするも折れそうになり、子どもたちも「ギャハハ!」と大爆笑。笑いすぎて腹筋が痛みだしたころ、ママ友は「レシピ通りに作ったのに……」と、しょんぼり肩を落とします。
すかさず他のママたちが「見た目は満点だよ! すごくかわいい!」「寒天がちょっと多かっただけかも」「もしかして作り直せるんじゃない? 調べてみよう!」とフォロー。
さすがにこのままでは子どもたちに食べさせられないので、みんなで作り直す方法を検索してみることに。
裏ワザ発見!みんなで再チャレンジした結果!?
すると、「ゼリーを加熱して溶かし、ジュースやミルクを足して固め直す」という裏ワザを発見しました。急きょ全員でキッチンへ向かい、ゼリーを鍋に入れ、ジュースと水を加えて弱火でぐつぐつ。
ゼリーがとろとろに溶けていく様子に、子どもたちは「魔法みたい!」と大興奮。そして、「これも入れる~」とラムネや小さく切ったフルーツと一緒にシリコン型へ流し込み、スイーツ会はゼリー作りパーティーへと変わったのです。
冷蔵庫で30分ほど冷やしたあと、型から出したゼリーたちはぷるんと揺れ、フォークがスッと入るやわらかさです。最初は石のようにカチコチだったゼリーが、カラフルなフルーツとラムネも加わり、見た目も華やかなデザートに大変身しました。
「おいしい!」「これ、○○ちゃんが作ったの!」と子どもたちが争奪戦を繰り広げるほど好評で、ママたちも達成感から思わずハイタッチ! 思い出に残る楽しい時間になりました。
今回の“カチコチ寒天ゼリー騒動”をきっかけに、「失敗しても、やり直す過程を案外楽しめるものなんだ」と私自身も気がラクに。それ以降、子どもから「また作りたい!」とリクエストされるので、一緒にゼリー作りをするのがわが家の定番になりそうです。
著者:小川まい子/40代女性。2020年生まれの息子を育てながら、フルリモートでフルタイム勤務のワーママ。育児と仕事の両立に奮闘する日々。家族で海外と温泉を巡る“湯けむりノマド”を目指し、週末は格安航空券と湯治先を探している。時々、海外でホカンスも。
イラスト:ちゃこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)