お願いだからやらないで!「スーパーのNG行為と売り場マナー」
今回解説する、スーパー店員が本当にやめてほしい「NG行為と売り場マナー」は、次の5つです。
・バナナをたくさん触らないで
・桃は指先で触らないで
・キウイを揉まないで
・お肉やお魚もパックの上から揉まないで
・生鮮食品を別のコーナーに置かないで
お買い物をしていると、無意識にやってしまいがちなこれらの行為。
順番に解説します。
バナナをたくさん触らないで
スーパーマーケットに行くと、たくさんのバナナが並んでいますよね。
家族の人数や熟し具合を考えて、ついつい何度も触ってしまいがちですが、実はこれがNG行為なんです。
バナナは非常にデリケートな果物で、触るたびにその部分が傷つき、そこが打ち身になりすぐに黒くなって傷んでしまいます。
そのような打ち身ができたバナナは見切りにするか、ひどい場合は廃棄してしまうことになります。
ぜひ、たくさん触らずに、色や形を見て、食べ頃のものを選んでみてくださいね。
桃は指先で触らないで
夏の風物詩である桃も、多くのお客さんが手に取って選びます。
熟した桃は甘くておいしいですが、まだ熟しきっていない桃はかたくて酸味が強いですよね。
そのため、指先で押してやわらかさを確かめる方がいますが、これは絶対にやめてほしい行為です。
桃はバナナ以上に少しの力で簡単に傷がついてしまいます。
指で押した部分が、そこからすぐに傷んで黒くなってしまうことも。
他のお客さんが買って帰る頃には、傷んでいる可能性もあります。
桃を選ぶ際は、指先で押すのではなく、色や全体的な形を見て選んでください。
キウイを揉まないで
キウイも、バナナや桃と同じく、やわらかさを確認するために揉んでしまう方が多くいます。
しかし、これも実はNG行為。
キウイを揉むと、その部分が早く熟してしまい、棚に置いている間にそこから傷んでしまうことがあるんです。
バナナ、桃、キウイ以外の野菜や果物も同じで触りすぎると傷みやすくなってしまいます。
鮮度をチェックするために触ることもあると思いますが、まずは目視で見定めて、「これだ!」と思ったものを手にとって最終チェックで優しく触ってみるくらいがベストかなと思います。
お肉やお魚もパックの上から揉まないで
野菜と同じでお肉やお魚も触りすぎないでくださいね。
お肉の鮮度やわらかさを確認しようと、パックの上からお肉を揉んだり押したりするお客さんがいます。
ですが、お肉は雑菌が繁殖しやすいため、パックが少しでも破れてしまうと、そこから細菌が入ってしまう危険性があります。
また、パックの中のお肉が偏ってしまうと、他のお客さんが手に取ったときに「このお肉は傷んでいるんじゃないか?」と誤解を与えてしまうことも。
お肉を選ぶ際は、色合いや脂身のつき方を見て選んでください。
生鮮食品を別のコーナーに置かないで
スーパーで買い物をしていると、「あ、やっぱりこれはやめよう」と、手に取った商品を元の場所に戻さずに、全く違う棚に置いてしまう人がいます。
特に、生鮮食品を常温のお菓子コーナーや日用品の棚に置きっぱなしにしてしまうのは、絶対にやめてください。
生鮮食品は要冷蔵の商品が多いんです。温度管理がされていない場所に放置された要冷蔵の商品は、すぐに傷んでしまいます。
お店の人はいつからそこに置いてあるのかわからないため、そのような商品は廃棄しなければなりません。
もし、いらない商品があった場合は、お近くの店員に声をかけるか、元あった場所に戻すようにしましょう。
スーパー店員が本当にやめて欲しいNG行為と売り場マナー
お店に並ぶ商品は、新鮮さを保つために様々な工夫がされています。
お客さんがより良い状態で食材を楽しめるよう、お店のスタッフも日々努力しています。
少しの気遣いで、みんなが気持ちよく買い物をすることができます。
今回紹介したマナーを心がけて、スマートな買い物上手を目指しましょう。