優しかった夫の変貌
ある日、突然夫が「おい!廊下に髪の毛が落ちてたぞ!掃除くらいちゃんとしろよ!」と怒鳴り散らすようになったのです。以前は私を「お前」と呼ぶこともなく、家事に文句をつけることもなかったのに……。
さらには「兼業主婦って言っても在宅だろ?楽なんだから家事くらい完璧にやれ!」と、今までの夫からは想像もできない言葉まで投げつけてくるようになったのです。信じられない発言に「私だって仕事してるの!」と反論しました。しかし、夫は聞く耳も持たず「うるさい!」と一蹴され、会話は成立しませんでした。
不安になって夫の同僚に聞くと「職場では普通だよ」と言われてしまいどうすることもできずにいました。家では人が変わったように横暴になる夫に、私は戸惑うばかりでした。
出張の真実
ある日、家族ぐるみで仲の良い夫の同僚から「もうすぐ会社を休んで1週間だけど、体調はどうですか?」と一本の電話が!私は「えっ……?今朝もスーツ着て出勤しましたよ……?」とポツリ。私は同僚の言葉に耳を疑いました。「夫は毎朝スーツを着て出かけていたのに、会社には行っていなかった」それが真実だっただなんて。しかも「心の病気かもしれないと」と言っているというのです。
頭が真っ白になった私は「ねぇ、あなた……今どこにいるの?」と慌てて連絡をしました。すると夫は「何で電話してくるんだよ!今、仕事中だ!邪魔すんな!」と苛立った声のあと、電話は一方的に切られ、再びかけても無視されてしまいました。その夜、帰宅した夫に「ねぇ、最近仕事どうなってるの?」と恐る恐る話しかけました。すると夫は「俺、明日から出張だから!」とドヤ顔でひと言。続けて「こっちは忙しいんだ。スーツケース出しとけ。メシも要らない!」と吐き捨て寝室へ向かうのでした。
翌朝、キャリーバッグを転がしながら玄関に立った夫は「とにかく電話してくるなよ」と言い家を出ました。玄関の扉が閉まる音を聞きながら、私は心の中でつぶやきました。「これは出張なんかじゃない。不倫旅行だ」と……。
不倫発覚と転落
その後、夫の部屋を調べると、高級レストランのレシートやホテルのスタンプカードが……。この状況を見て浮気を疑わない人がいるのでしょうか?私の嫌な予感は当たってしまったのでした。さらに夫の同僚から連絡があり、事情を話すと「実は……不倫相手はうちの妻かもしれない」と告げられました。
私と同僚は会社を休み不倫をしていた証拠を揃えて会社に提出。社長は大激怒し、数日後には退職を促す通知が送られてきました私は「せめて知らせてやるか」と思い、夫に電話すると「出張中に連絡するなって言っただろ!邪魔すんな!」と相変わらずの道号を飛ばされてしまいました。私は心の中で「せっかく教えてあげようとしたのに!自分で郵便受けを見なさいよ」とニヤリ。
出張という名の不倫旅行から帰宅した夫は、会社から届いた「通知」を見て真っ青に!不倫相手からも「無職はムリ」と突き放されたようで「解雇されて彼女にも捨てられたんだ!やり直してくれ!」と私にすがって来たのです。私は冷静に「やり直すと思う?慰謝料、しっかり払ってね」とひと言。夫は泣き崩れ、すべてを悟ったのか反論もせず離婚が成立しました。
◇ ◇ ◇
裏切った代償は想像以上に大きいもの。一度失った信頼は簡単には戻らず、嘘やごまかしの上に幸せな生活を築くことはできません。夫婦関係において大切なのは、相手を思いやり誠実であり続けること。だからこそ、自分の言動には責任を持ちたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。