電車で出会った男性
1歳の娘を連れて、電車で1時間程度の場所にある祖母の家に行った日のことです。運転免許を持っていないため、普段は夫の運転で車移動をしたり徒歩で移動したりがメインの私たち。娘と電車に乗るのは今回が初めてでした。ぐずることを想定し、おやつや娘のお気に入りのおもちゃ、最終兵器のスマホを携え電車に乗り込みました。
空いている席の隣には、20代前半くらいの金髪男性2人組。連休中だったため、他の席は埋まっており「少し怖そうだけど、仕方ないか」と思いながら娘と座りました。初めての電車に驚いていたのかおとなしくしていた娘でしたが、だんだんと機嫌が悪くなり大泣きに。おやつで一時は泣き止んだものの、食べ終わるころにはまた泣き始め、おもちゃもスマホも役に立たず……。時折、隣に座る金髪の男性からの視線も感じ、私はますます焦っていました。
すると金髪男性が眉間にしわを寄せて「あの~ちょっといいっすか?」と話しかけてきました。私は「絶対、文句を言われる」と内心ビクビク。恐る恐る金髪男性に再び目を向けると、なんと金髪男性は思いっきり目と口を開いて娘に向かって変顔をしたのです。あまりの急な出来事に私はあっけに取られていましたが、金髪男性は次々と変顔を披露。泣いていた娘は金髪男性の顔を不思議そうに見つめ、次第に笑顔になりました。
その後も金髪男性は、持っていたキャラクターグッズで娘をあやし、私たちの降りる一駅前で下車。去り際に、「ありがとうございました」と私が言うと、「いえいえ、急に声かけてすんませんでした」と少し照れたようにしていました。そして、「子ども連れて外出すんの大変なんだよ。俺の娘があの子くらいのとき、毎回電車で大騒ぎでさ~」と一緒にいた男性に話しているのが聞こえ、「かなり若く見えていたけれど、子育ての先輩だったのか!」と最後まで驚かされたのでした。
「怖そう」と思っていた金髪男性のまさかの行動にびっくりしましたが、心があたたかくなりました。同じように子どもが泣いて困っている人がいたら、私も何か助けになれるように行動していきたいと思えた出来事でした。
著者:佐藤きなこ/30代・ライター。1歳の食いしん坊な女の子を育てるママ。娘と同じく食べることが大好きで、暇さえあれば飲食店の情報をリサーチしている。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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