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「血糖値異常です」健診で告げられた40代の私。恐怖で始めた食事改善の意外な方法とは

20代と30代のとき、何の努力もせずに食事を抜いて10kgの減量に成功しました。これはダイエットとは言えない誤った方法で、絶対におすすめできません。ただ、この経験のせいで「本気を出せば痩せられる」と根拠のない自信を持ってしまいました。運動しても続かない、好きな物を食べ、甘い物も大好き、徐々に増えていく体重は気になるけどもやめられない生活に……。そんな私の重い腰を上げたのは健康診断の結果でした。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
女性医療クリニック院長

乳がん検診を含め、女性特有の検診をワンストップでできる神戸の婦人科クリニック「沢岻美奈子女性クリニック」院長。市検診や企業検診含め、年間約3000件の検診をおこなっている。乳がんサバイバーも多い更年期世代の患者さんとのやりとりを通じて日常の診察で感じ考えることや、女性のヘルスケア専門医目線での医療情報をInstagramに毎週投稿し、podcastでも「女性と更年期の話」で発信している。
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40代で15kg増加、糖尿病予備軍になり…

「血糖値異常です」健診で告げられた40代

 

「血糖値異常です」健診で告げられた40代

 

筋金入りの面倒くさがりやの私がやっと重い腰を上げることができたのは、健康診断で初めて「血糖値異常」と診断されたからです。 

 

40代に突入してから約7年で増加した体重は15kg。当時の身長は156cmで体重は67kgでした。3~4年前から健康診断の結果には「肥満」の文字が。いつかこうなることは予想できたのに、こうなるまで生活習慣を変えられなかったのです。 

 

健康診断の結果を得て糖尿病専門病院へ。現時点では糖尿病予備軍で、今のままの血糖値では投薬が必要になるとのこと……。また、糖尿病とはどういう病気なのか、このまま放っておくとどうなるのかといった説明を受けました。 

 

糖尿病の恐さは合併症だそうです。気付かないうちに病気が進行していることもあるため、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすく、特に血管の多い目の病気は進行が進みやすいとのこと。失明につながることもあるため、眼科の受診もすすめられました。 

 

幸い目のほうは半年に1回の検査で十分との結果でしたが、このまま血糖値を放置して失明したり、足が壊疽(組織が腐ってしまうこと)したりしている将来を想像すると恐ろしさを感じました。

 

 

夕食のご飯を豆腐に変更

やっと健康に向き合う決心をした私が最初におこなったのは、夕食のご飯を豆腐に変更すること。

 

ダイエットの基本は食事+運動であることはわかっています。でも、ジム通いに挫折して以来運動らしいことをまったくしておらず、在宅ワーク続きで家から出ることさえおっくうに感じていた私には体を動かすことが何よりもつらい。「体が重いから動けない→動かないから体が重い」の悪循環。 

 

そこで、少しでも体を軽くしようと試みたのがご飯を豆腐に変更する方法です。一食を豆腐だけで済ます置き換えダイエットではなく、夕食のみ、ご飯の代わりに豆腐を食べる方法です。 

 

他に心がけたことは、毎日10分でも良いからウォーキングをする、ダイエットアプリを活用して朝食・昼食もなるべくカロリーを抑える夕食はご飯を豆腐に変更しても満腹感を得られるように品数を増やすなど。

 

例えば、夕食はこれまで1~2品だったところを5~7品ほどのおかずを用意。ひじき煮やほうれん草のおひたしなど1回作ったら3回分ほどに小分けします。お惣菜を買った場合も同様に小分けにして2~3回に分けて食べるようにしていました。冷凍庫には常に野菜のストックを置くようにもなりました。 

 

3カ月で6kgの減量!体の軽さを実感 

食生活を変えてから3カ月で6kgの減量に成功しました。67kgが61kgに。1カ月にあたりマイナス2kgずつ減少しました。 

 

ダイエットに成功した理由は、ご飯を豆腐に変えたことも大きいですが、野菜中心の食生活に変えたことも後押ししてくれたと思っています。 レタス・キャベツ・ほうれん草・オクラなどと栄養豊富で低カロリーなものばかり。サラダに始まり、調理した野菜料理を7~8品食べても1食のカロリーは300kcal台です。

 

このように大した運動もせずに6kgのダイエットに成功した私ですが、それでもまだ標準体重はオーバーしたままで、周囲の人にも気付かれていません。 

 

ただ、スカートやズボンのウエストが緩くなった、10分でもしんどさを感じていたウォーキングが20分、30分と歩けるようになった、など以前より体が軽くなったことを実感しています。わずかな変化ですがモチベーションを上げるには十分な喜びを感じています。 

 

まとめ 

わずか6kg。人からは気付かれにくい6kgですが、6kgの肉の塊が落ちたと考えると当然体は軽くなるものです。 しかし、理想としている体重にはまだまだほど遠く、甘い物も完全に断ち切ったとは言えません。アラフィフにしてやっと「何事も健康な体があってこそ」と気付きました。これから次のステージへ進みさらなるダイエットに励みたいと思います。

 

※急激な体重減少は皮膚のたるみや筋肉量の減少につながる可能性があります。特に更年期前後の方は注意しましょう。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:西野 りこ/40代女性・独身。15年務めた会社を契約満了で切られ専業ライターに。35歳のときに10年間の結婚生活に終止符を打つ。以降、おひとりさま生活を満喫して、好きなものを食べ好きなお酒をガブガブ飲んでいたら体重が取り返しのつかないことに。一念発起でダイエット検定1級を取得しマイナス6kgのダイエットに成功。しかし、まだ標準体重オーバー。日々、心と身体の健康を取り戻すべく日々奮闘中である。

マンガ/☆まかりな☆かな

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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