記事サムネイル画像

浮気を疑われ逆ギレする夫「証拠がない!」⇒“ある物”の存在を忘れていた夫の慌てふためく姿に爆笑!

ある日、私は夫に「今月も生活費を出してくれないの?」と尋ねました。すると夫は、「無理だよ。今月もギリギリなんだ。車のローンや奨学金の返済もあるし」と答えました。私は「少しは節約して、家にお金を入れてくれない?」とお願いしましたが、夫は「無理言うなよ。俺は薄給なんだから」と返してきました。「じゃあ、もっと給料のいいところに転職したら?」と言うと、夫は「それも嫌だ。今の会社は働きやすいから。前の会社では人間関係に悩んで辞めたし」と主張しました。そんな夫に、私は……。

ため息まじりの私に、夫が「朗報だ!」とひと言

私はため息をつきながら、「転職したくないなら、せめて掃除とか何か家事をやってほしい。私は収入のほとんどを家賃や生活費にあてているうえに、家事も全部してるのよ。私ばかり負担が大きすぎる」訴えました。すると夫は突然、「ちょうど良かった! そんなストレスが溜まってるお前に朗報だ。実はさっき犬をもらってきたんだ~! ストレスフルなお前にぴったりの癒やしだろ~」と言ってきたのです。

 

私は耳を疑いました。「犬?……ちょっと待って。ペットを飼うのは責任重大なのよ。簡単に決められることじゃないし、ペット用品だって何もないんだから無理」と反論すると、夫は軽い口調で「お前がこのあと買ってくればいいじゃん。せっかくペット可の物件なんだから」

 

どうやら友人から「どうしても飼えなくなった」と頼まれ、かわいそうになって引き取ってきたようでした。私は「あなたが連れてきたんだから、責任を持って世話して」と言いましたが、夫は「子犬はお前への誕生日プレゼントなんだから」と笑って済ませようとします。私は実家でずっと犬を飼っていたので経験もありますし、動物は大好き。それでも急すぎる……そう思いながらも、目の前の子犬を見ていると気持ちが揺らいでいきました。

 

ワクチン接種の証明書は揃っていましたが、病院へ連れて行く必要もあるし、ペット用品も買わなければなりません。そう考えるうちに、いつの間にか「迎え入れる準備」をしている自分に気づきました。なんとなく、運命のようなものを感じたのです。

 

父が目撃した“夫の姿”を伝えると…夫は!?

それから1カ月後のある日。私は夫に「昨夜は残業だったんだよね?」と問いかけると、夫は驚いたように「え?そうだけど?」と答えました。そこで私は静かに切り出しました。「昨夜、お父さんが同窓会で飲んだ帰りにあなたを見かけたって言っているの。若い女性と腕を組んで繁華街のほうへ歩いて行ったって」。すると夫は慌てて「そんなわけない!俺はずっと会社にいたんだ。お義父さんの見間違いだろ?」と否定しました。

 

夫は「完全に人違いだ。お義父さんだってもう歳なんだし、見間違いくらいある。俺なんて特徴もない顔なんだから」と言い張りました。けれども私は決意を持って「でも……私も浮気を疑っているの」伝えました。夫は「はぁっ?!」と声を荒げましたが、私は続けました。「だって最近のあなた、様子がおかしいじゃない。犬好きでもないのに突然犬を連れてきたり、引き取ってほしいと頼んだというその人は誰?もしかして浮気相手なんじゃないの?」と言うと、夫は慌てて「友だちだって!」と答えました。

 

私はさらに詰め寄りました。「それに、以前はそんなに残業もなかったのに、最近は休日もいつも出かけてばかり。あなたのスーツから香水のにおいがしたこともあるし」。夫は「残業は人手不足のせいだ。休日に出かけるのは釣りのため。香水なんて電車で移ったんだろ? 神経質になりすぎだ。浮気を疑うなんてひどい」と反論しました。

 

それでも私は譲りませんでした。「でも父の目撃証言はどうなの?父は絶対に見間違いじゃないと言っているけど」。すると夫は「写真でも撮ったのか?」と挑発してきました。私が「撮ってないけど……」と答えると、夫は「ほら見ろ。やっぱり証拠はないじゃないか。全部思い込みだ」と笑いながら言ったのです。

 

 

「証拠はあるのか?」強気な夫を前に私は…

数週間後。私は夫に告げました。「あんたに慰謝料を請求して離婚を申し立てるわ。この浮気野郎!」。夫は驚き、「は!?浮気ってなんのことだよ!? また妄想か? 証拠はあるのか?」と強く反論しました。私は静かに笑い、「最初から最後まで録画されてたけど?」と返しました。夫は顔色を変え、「は? 録画って……なんだよ……」と動揺。私は勝ち誇ったように告げました。「うちに浮気相手を連れ込んだのは悪手だったわね。◯◯(犬の名前)のおかげで浮気を立証できるわ」。

 

夫は「犬が……どういうことだ?」と混乱しているので、私は淡々と説明しました。「1カ月前、わが家にペットカメラを設置したって言ったのを忘れたの?」。夫の顔に「あ……」という表情が浮かびました。私は畳みかけました。「よりによってリビングのソファで仲良くしてたでしょ。ペットカメラに一部始終録画されてるのも知らずに。お昼休みに様子を見ようと思ってアプリを起動したら、ちょうどあんたが女を連れて家に入るところだったのよ。映像はダウンロードして私のパソコンに保存してあるけど」。

 

夫は「ちょっと待ってくれ……話を聞いてほしい」と言いましたが、私は「言い訳しても無駄よ」と突き放しました。夫はついに「すみませんでした! つい火遊びをしてしまいました!」と頭を下げました。私は冷ややかに「父が目撃したときと同じ女だったのよ。さっき確認したらそう言っていたわ」と告げました。夫は「この動画をお義父さんに見せたのか?」と焦りましたが、私は微笑みながら「ええ。あなたの両親にも報告した」と答えました。

 

そして、「お金の話もしてたわよね」とさらに追撃。夫は「あっ……」と顔を歪めました。「私に生活費を払わせてたことなんてまだかわいいほうだったのね。生活が苦しいと嘘をついてお義母さんから仕送りをもらい、お義兄さんから小遣いをむしり取って。しかも『お義父さんが亡くなったら遺産も入るし』なんて得意げに話してたじゃない」。夫は「悪気はなくて……」と声を震わせました。私はさらに畳みかけました。「それにもうひとつ、犬のことも言ってたよね……?」

 

 

「もう無理」冷静に告げた私の言葉に夫は…

夫が連れてきた犬は、やはり浮気相手が飼っていたものでした。飼い始めてすぐに「お世話が大変だから手放したい」と夫に話したようですが……あまりにも無責任で、怒りさえ覚えました。夫は力なく「悪かったよ……本当にすまなかった。許してくれ」と繰り返しました。けれど私はきっぱりと「無理」と答えました。

 

夫は必死に「お願いだ。チャンスをくれ。これからは心を入れ替える。もっと収入が高い仕事に就くし、ちゃんと家事もやるから」とすがってきましたが、私は冷静に告げました。「いい加減、そうやって人に甘えて生きるのはやめて。荷物をまとめて出て行って」。夫は「そんな……」と崩れ落ちるようにつぶやきました。私はさらに「今住んでいるマンションは引き払うつもり。私の名義だし、どうせあんたの収入じゃ家賃を払えないでしょ?」。夫は悔しそうに「そうだけど……」と答えました。

 

そして私は「◯◯(犬の名前)はこれからも私が育てるから安心して。証拠作りに役立ってくれたし、疲れた心を癒やしてくれるし……。もらってきてくれてありがとう」と伝えました。

 

後日、正式に離婚が成立し、元夫と浮気相手には慰謝料を請求しました。私は心機一転すべく在宅勤務が可能な仕事に転職。年収は少し下がりましたが、犬と過ごせる時間が大幅に増え、心に余裕が生まれました。元夫を養っていたころよりも、今のほうがずっと幸せです。

 

◇ ◇ ◇

 

パートナーとの関係は、信頼と責任の上に成り立つもの。生活費や家事を一方に任せきりにしたり、嘘を重ねたりする関係は、長く続かなくて当然かもしれません。犬をもらってきた経緯も軽率で……元夫には、もう少し先のことまで考えて行動してほしかったですね。

 

【取材時期:2025年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    エンタメの新着記事

  • PICKUP