新幹線の多目的室で…
ところが数分後、車掌さんが慌ててノックし「すみません! 予約のお客様がもうすぐ来ます!」と告げられたのです。事情を知らなかった私は、大慌てで荷物をまとめて出ることになりました。
通路には車椅子に乗った方とそのご家族が待っていて、周囲の視線が一斉にこちらに向き、思わず顔が赤くなりました。私が勝手に占拠していたと誤解しているような表情だったので、心底焦りました。車掌さんと予約していた方に事情を説明すると、納得してもらえたのでよかったです。
この経験から、授乳などで新幹線の多目的室を利用する際には、必ず車掌さんに声をかけてから入るように心がけています。利用理由をはっきり伝えることが、誤解やトラブルを防ぐ一番の方法だと実感した出来事でした。
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予約していた方の誤解がとけたようで、よかったですね。
新幹線の多目的室とは、身体の不自由な方や歩行が困難な方が優先的に利用できる個室のことです。一部の方が事前予約が可能で、利用する新幹線によって対象者は異なりますが、基本的にはハンドル形電動車いすを使用している方が予約できます。
そして、空いている場合には赤ちゃん連れの方の授乳・着替えや、体調が悪い方の休憩などにも利用できます。利用したい場合は乗務員さんや車掌さんに声をかけてください。
著者:原田 敦美/30代女性・主婦
1人の子どもを育てる母。結婚生活14年目で、最近は愛猫の介護をしている。
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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