理想の焼き加減とは
かつてNHK『ためしてガッテン』で紹介されていた「究極の秋刀魚の塩焼きの作り方」を試してみたいと思います。
なにも考えずに普通に焼いただけでも、十分においしいのは旬の食材の持つ力ではありますが……。素人なりに、できるだけいい感じに焼ける方法があるのなら熱烈に知りたい気持ちでいっぱいです。
外側はカリッと、おいしそうな焼き色がつき、中の身はふんわり、ちょうどいい加減に火が入っているのが理想ですよね。わたしにもできるでしょうか。
さて、どんな方法なのか検証してまいりましょう。
『ためしてガッテン』「究極の秋刀魚の塩焼き」のレシピ
材料(1人分)
・秋刀魚…1尾
・塩…適量
・みりん(水で10倍に薄めたもの)…適量
・大根おろし…適量
・すだち…1/2個
今回は料理、というよりは焼き方を学習する感じなので、シンプルなレシピですね。
みりんは容器をはかりに乗せて2g測り、水を18g追加して10倍に薄めたものを用意しましたが、これでも多すぎる気がします。
作り方①秋刀魚の下準備をする
秋刀魚は表面を優しく洗い、残っているウロコやぬめりを取り除きます。
水気をきちんと取ることで臭みをシャットアウトできるのです。キッチンペーパーでしっかり拭き取りましょう。
料理用のハケで、表面に10倍に薄めたみりんを塗り、塩を適量ふっておきます。
作り方②秋刀魚を焼く
秋刀魚がくっつかないように、魚焼きグリルの網に薄く油を塗り、3分予熱しておきます。
両面焼きのグリルの場合は強火で7分焼きます。片面焼きの場合は、熱線の下に秋刀魚を置き、強火で5分、裏返して強火で4分焼くと良いそうです。
我が家のグリルは両面焼きなので、強火で7分放置します。
7分後、この姿になりました!おおお。みりん効果でしっかり焦げ目がついています。
焼けたら取り出し、余熱で2分放置すれば完成です。大根おろしとすだちを添えていただきましょう。
外カリ中ふわっ!!!
さぁ、中までちゃんと火が入っているでしょうか。確認してみますと、大丈夫です!ふっくらふんわり、水分を含んだ状態で、上手に焼き上がっています。やったー。
7分でいいのか。今までは明らかに焼きすぎだったのですねぇ。
なぜ焼きすぎるかというと、7分だと表面がまだ焦げていないから。その状態だと中まで火が通っているのか不安だから。
いい感じの焦げ目がつくまで焼こうとすると、焼きすぎてしまうということのようです。なるほど。
薄めたみりんを塗ることで、短い時間でもいい感じの焦げ目がついて仕上がるのです。おまけに身はふっくら、皮がパリパリという理想的な状態になっていました。すごーい。
究極の焼き方なのでは!?
旬の食材だからこそ、最高の状態で食べられると嬉しい。今回1人で1尾、丸っとつるっと飲むように食してしまいましたが、次回は家族と一緒に食べようと思います。
いやーおかげさまで、はしりの初物を最高に上手に調理していただくことができました。感謝。
『ためしてガッテン』は、目から鱗の情報の宝庫ですけれど、今回もなるほど、と終始大きく合点してばかり。今後我が家では秋刀魚はこの方法で焼きます(きっぱり)。
みりんをきちんと測るのは面倒なのと、やっぱり大量に余ったので、小皿にちょっと出し、水で適当に薄める程度で良いのでは、と感じました。次回試してみようと思います。
びっくりするくらい簡単に、上手に焼けたこの方法、秋刀魚食べたいけど焼くのが難しい、と悩める同志の皆様、ぜひ、この方法、お試しください。
小躍りするほど嬉しくなる仕上がりで、どうぞ召し上がれ!となりますよー。