幸せにすると誓った息子
息子は結婚前、「A子さんと子どもたちを大事にしたい」と強い口調で語り、母である私も感動しました。A子さんも「あなたと出会えて幸せ」と涙ぐみ、家族として温かく迎えようと思ったのを覚えています。
やがて息子夫婦から「同居しない?」と誘いがありました。1人暮らしも気ラクですが、孫たちとの時間も楽しそうだと思い、賃貸で「お試し同居」をすることにしたのです。ただ、娘は「少し心配」と不安を漏らしていました。
次第に重くなる負担
同居を始めた当初、私はできる範囲で育児や家事を手伝っていました。A子さんも最初は感謝してくれていたのですが、次第に私に頼る場面が増え、気付けばほとんどの家事や子どもの世話を私が担うようになっていました。孫たちのためと思い我慢しましたが、体力的にも精神的にも負担は大きくなっていきました。
そんな日々が続くうちに、浪費癖のある生活ぶりや、育児・家事を丸投げする息子夫婦の考え方に違和感を覚えるように。私は正直な気持ちを息子に伝え、「やはり同居は解消したい」と申し出ました。息子は驚いた様子でしたが、最終的には理解してくれました。A子さんからは強い反発もありましたが、私自身の健康や生活を優先せざるを得ませんでした。
同居解消後は…
結局、同居生活は短期間で幕を下ろしました。その後、息子夫婦は夫婦間のすれ違いが増え、やがて離婚。子どもたちは実父のもとで暮らすようになったと聞きます。事情は複雑でしたが、今は落ち着いた生活を送っているそうです。
私はというと、元の家に戻り、静かな年金生活に戻りました。孫たちが穏やかな環境で成長できていることが唯一の救いです。あの経験を振り返ると、家族の誓いは言葉よりも行動で示されるものだと、改めて感じています。
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子連れ再婚や同居はうまくいく場合もあれば、負担やすれ違いで思わぬ結果になることも。勢いで同居を決めるのではなく、お互いの生活リズムや役割分担を丁寧に話し合うことが大切なのかもしれません。結果的に静かな暮らしに戻り、孫たちも安定した生活を送れていることが何よりですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています
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