婚活パーティーで出会った彼女
高校の同窓会に参加した際、同級生の多くが結婚していることに衝撃を受けた僕は、思い切って婚活パーティーに参加。そこで、A子という女性に出会いました。
彼女は以前の職場で上司からパワハラを受け、現在は実家の近くの飲食店でアルバイトをしているとのこと。僕は彼女の苦労話を聞き、「僕が幸せにしてあげたい!」と思いました。
そして、A子と連絡先を交換し、デートをするように。僕から告白し、晴れてカップルになったのでした。
その後は、「贅沢をしたことがないからしてみたい」という彼女の望みを叶えるため、ホテルの高級レストランに行ったり、海外旅行に出かけたり……。僕自身は素朴なデートも楽しみたかったのですが、A子が楽しそうにしているため、「彼女が幸せなら」と我慢をしていました。
プロポーズをするも!?
交際から1年が経過し、僕はA子の誕生日に、高級レストランでプロポーズをすることに。
ところが誕生日当日、指輪を差し出しながら「結婚してください!」と言うと、彼女は信じられない言葉を放ったのです。
「ごめんなさい。私、別の男性と婚約したの」
どうやら、A子は僕と同時進行で他の男性とも付き合っていたよう。「どっちにしようか迷ったんだけど、あなたより彼のほうがお金持ちだから」と言うのです。
僕が何も言えないでいると、彼女は「今までありがとう。バイバイ!」と店から出て行ってしまいました。
「お客様、お話があります」
しばらく座ったままでいると、「お客様、お話があります」とスタッフの女性に話しかけられました。なんとその女性は、A子のもう1人の彼氏・B男さんの妹だというのです。
彼女は僕とA子のやり取りを見ていたよう。
「兄はまだ、A子さんの本性を知りません。A子さんのことを、か弱くて純粋な女性だと思っています。私も手伝うので、2人の結婚を阻止してください」
その後、僕は彼女からB男さんの連絡先を教えてもらい、彼にA子との今までのことを暴露。もちろんB男さんは激怒し、「A子とは婚約破棄する!」と宣言しました。
A子のついていたウソ
1カ月後、B男さんは無事に婚約を取りやめることができたよう。なお、実はA子の不幸話はすべてウソで、お金持ちの男性を捕まえるための常套句だったとのことでした。
僕はもっと女性を見る目を養い、素敵な女性と結婚できるよう、今後も婚活に励んでいきたいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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