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「お前は風呂も使うな」俺の視界に入るなと理不尽に追い出した夫→後悔しないでね?私を救った人物とは!

結婚して1年。結婚前はやさしかった夫ですが、夫婦になった瞬間、私への態度がガラリと変わりました。私の主婦としての働きを、夫はなかなか認めてくれません。パートをしていますが、私の稼ぎが大したことないため、夫はそれも不満のようです。

先日は、自分が家計を管理すると急に言い出し、私がパートで稼いだお給料もすべて取り上げられてしまい……。

夫の私への扱いは、日に日にひどくなっています。それもこれも、私が施設育ちだから……。

 

夫は天涯孤独の私を「常識がない」と言い、「叱る親がいないから、自分が代わりにしつけてやっている」と偉そうにします。私は、ことあるごとに「育ちが出る」と言われ、見下される日々を過ごしていました。

 

ストーカー被害にあっても暴言

少し前から、パート先のお客さんの中に私をじっと見てくる怪しい男性が現れました。そしてある日、待ち伏せされ、退勤後につけられてしまったのです。驚いた私は慌てて家とは逆方向の電車に乗ってしまい、夫から「帰りが遅い、飯はまだか」と催促の連絡が入りました。

 

私が状況を説明しても、夫は「自意識過剰だ」とバカにするだけ。私の身を案ずるどころか、帰りが遅いことを「うざい」「言い訳するな」「早く帰って飯を作れ」と責め立ててきます。挙句、「大して稼いでもいないくせに電車移動なんて生意気だ。自転車を使え」と言い、パートの数を増やすよう要求まで……。

 

夫から渡される生活費がどんどん減らされ、最近では結婚当初の半分しか渡してくれなくなりました。さすがに、やりくりできない金額のため、少し増やしてもらえないかとお願いしましたが、夫は将来のために資産運用をしていると言い、「主婦なんだから渡された金でやりくりしろ」と命令するだけでした。

 

その後も、生活費はどんどん減らされ、ついには1円も渡されなくなりました。私がそのことについて夫に、意見すると、夫は逆に私への不満を爆発させてきて……。

 

私には水もガスももったいない

「邪魔だから俺の視界に入るな」
「生活費は当然渡さない」
「家の風呂にも入るな」

夫は、私を見ているとイライラするそうで、私には水もガスももったいないから使うなとまで言われました。理不尽極まりない夫の態度には、本当に頭にきます。

 

私が離婚を提案すると、夫は「ホームレスにでもなるのか?」とあざ笑います。すべての家事をひとりでして、パート代をすべて取り上げられ、生活費は私の独身時代の貯金から捻出。その上、罵倒される奴隷のような毎日……。「こんな生活ならホームレスのほうがマシ」私がそう言うと、夫は「今すぐ出ていけ」と激怒しました。

 

「わかったよ、後悔しないでね?」
そもそも私は、夫に言われなくても、じきに家を出るつもりでした。追い出されることになってしまいましたが、問題はありません。私はこの後、後悔することになる夫をあわれみながら家を出ました。

 

私が家を出て1週間後、夫のもとに弁護士から連絡が入りました。その弁護士というのは、私がストーカーだと思い込んでいた人物の同僚。私が離婚の相談をしていた弁護士です。

 

実は、私の後をつけてきたストーカーは、私の知り合いだったのです。彼は、同じ施設で幼少期をともに過ごした私にとって兄のような存在。彼は遠い親戚に引き取られることとなり、一緒に過ごした時間は長くはありませんでしたが、当時の私は本当の兄のように彼を慕っていました。

 

大人になって、彼はずっと私のことを探してくれていたそう。ようやく私を見つけたものの、何を話せばいいのか悩み、すぐに声をかけられず職場の周りから様子をうかがっていたのです。それを、私がストーカーと勘違いし……。しかし後日、彼は職場にあいさつに来て、きちんと真実を説明してくれたことで、ストーカーの誤解は解け、感動の再会を果たすことができました。

 

心強い味方ができた私は反撃開始

彼は、私が幸せに暮らしているか案じる中で夫の行動に不審な点を感じ、夫の素行も少し調べてくれていたようです。その過程で、夫の不倫に気づいた彼。その事実を聞かされた私は、すぐに探偵に夫の調査を依頼し、彼の同僚弁護士に離婚の相談をしていたのです。

 

探偵から受け取った調査報告書には不倫を裏付ける証拠がきっちり記されていました。それを弁護士を通して夫に突きつけ、改めて離婚の意思を告げた私。逆上して「出ていけ」と声を荒げたものの、本気で離婚することになるとは考えていなかったようで、突然、窮地に立たされた夫は手のひら返し。「君のことが好きすぎて、うまく接することができなかったんだ」などと意味不明な言い訳をして、やり直したいと懇願してきました。

 

もちろん私はやり直す気になんてありません。きっぱり断り、弁護士を通して何度かの話し合いを経て、離婚に至りました。財産分与と慰謝料を受け取り、元夫の連絡先をブロック。今となっては、元夫がどこでどんな生活をしているのかわかりませんが、きっと幸せな生活はできていないことでしょう。

 

一方、私は新しく正社員の仕事を見つけ、再会した彼とも頻繁に交流し、温かく幸せな時間を過ごしています。

 

◇ ◇ ◇

 

同じ施設で過ごした彼との再会で、明るい未来が見えてきたようで何よりです。これからも本当の兄妹のように助け合い、幸せな人生を送ってほしいものです。

 

【取材時期:2025年9月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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