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「毎日教育してあげる♪」新居に突撃、嫁いびりを楽しむ義母→私が笑顔で理不尽な指導を受けるワケとは!?

私は在宅で働くライターで、会社員の夫とマンションで暮らしています。近所には祖父母が住んでおり、畑仕事を手伝いがてら2人と話すのが日課です。そんな平和な毎日を過ごしていたのですが……。

数カ月前、夫の転勤を機に義実家の近くへ引っ越したところ、義母が毎日のようにアポなしで訪ねてくるようになりました。私は義母の強引さに押され、断ることもできず、毎回仕方なく応じていたのですが……。

 

教育と言って嫁いびりを楽しむ義母

ある日突然、義母から「これからは、毎日私があなたに嫁としての教育をしてあげるわ!」と宣言されました。あ然とする私をよそに、義母は掃除・洗濯・昼食の用意などを一方的に命じ、食後は昼寝をしてから帰っていくのです。おかげで私の仕事時間は完全になくなり、心身ともに疲れ果てていました。

 

その夜、夫が義母に電話で抗議してくれましたが、翌日も義母はやって来たのです。しかし、ちょうど私が買い物に出ていたタイミングだったため、わが家には誰もいませんでした。インターホンを押しても私が出てこないため、義母は自分へ反抗して私が居留守をしていると勘違い。誰もいないわが家の前で大声で騒ぎ立て、近所の方に通報され警察が来る事態に……。

 

この事態を重く見た夫は、義父に相談をしました。すると、義父はため息交じりにこう言ったのです。

 

「あいつは俺が何を言っても聞かないんだ……。引っ越し費用は全額出すから、ここからは離れた方がいい。迷惑をかけて本当にすまない」

 

こうして私たちは引っ越しの準備を開始。ところがその翌日、信じられないことが起こったのです。なんと義母が、インターホンを押した後すぐ、私の対応を待たず、施錠していなかった窓から家に侵入してきたのです!

 

「キャァァア!!」
私は驚きのあまり、思わず絶叫。私の叫び声を聞いて、違う部屋にいた夫が慌てて「どうした!?」と駆けつけてきました。

 

義母は、ずかずかと上がり込んできて、腰を抜かした私の前に仁王立ちをして「やっぱり居留守だったのね! だからダメ嫁なのよ。しっかり教育し直してあげるわ。座り込んでないで、さっさと立ちなさい!」と言い放ちます。この瞬間、私の堪忍袋の緒が切れました。そして、ある作戦を思いついた私は、すっと立ち上がり、ほほ笑んで義母に言ったのです。

 

「はい、お義母さん! よろしくお願いいたします!」
その日から、どれだけ理不尽な言いつけをされても義母に逆らうことをやめた私。従順に、黙々と家事をこなす私の姿を見て、義母はとても満足そうにしていました。

 

笑顔で理不尽な指導を受けた結果…

そんな日々が1カ月ほど続き、ついに引っ越しの日。作戦とはいえ、義母に従うのもそろそろ限界だったので、気に入った物件が見つかってよかったです。この日は夫も有給休暇を取り、早朝から準備をしていると、いつものように義母がわが家へやって来ました。呼び出しにすぐ応じているにもかかわらず、義母は嫌がらせのようにインターホンを連打してきて……。

 

「ご無沙汰しております」
そんな義母を出迎えたのは、私の祖父母。戸惑う義母に、祖母がにっこり笑って「これは、あなたが孫にしてきた嫁いびりの記録です。しっかり残っていますよ」と言い、祖母は動画や音声を差し出しました。

 

差し出された嫁いびりの証拠を前に、「ど、どういうこと……?」と青ざめる義母。実は、私は義母の異常な行動について、経験豊富な祖父母に相談していました。そして、祖母の助言で、玄関と庭に防犯カメラを設置。さらに、義母が突撃してきたときには、祖父母にオンライン通話を繋げられるときは繋ぎ、その様子を録画して残しておきました。

 

この1カ月間で、迷惑行為の証拠は数えきれないほど集まりました。防犯カメラに映っていた映像の中には、ポストを開けて郵便物を物色する姿や、わが家宛ての宅配便を勝手に受け取り持ち帰る姿まで……。

 

そして今日、祖父母は私を助けるためにわが家へ来てくれたのです。義母に証拠映像を見せながら祖母は「これだけ証拠が揃っていれば、慰謝料を請求することも、住居侵入や窃盗の件で刑事的な措置を求めることも可能ですよ」と告げました。

 

祖父母に加えて助っ人もうひとり

さらに、夫から連絡を受けていた義父も到着! 義父の姿を見るなり、義母は待ってましたとばかりに「ちょうどいいところに来てくれたわ! 息子と嫁が寄ってたかって私をいじめるのよ!」と言って泣きつきます。

 

しかし、義父はすがりつく義母に冷ややかな視線を送りながら「もういい加減にしろ。お前の異常な行動はすべて聞いている。お前とはもう離婚だ」と言い放ちました。夫も義父に続けて「俺たちも母さんとは縁を切る。二度と関わらないでくれ」と冷たく告げました。

 

味方が誰もいないと悟った義母は、その場で泣き崩れ、やがて力なく去っていきました。こうして、私たちの問題は解決に向かったのです。

 

その後ほどなくして、義父母は離婚。義母は家を出て、なんとかパートを見つけ、一人暮らしを始めたそうです。仕事に不慣れなため、毎日叱られて大変な日々を送っていると聞きました。

 

一方、私たちは無事に新居へ引っ越し、穏やかな日常を取り戻しました。新しい家は以前の家より祖父母の家へ行きやすくなったので、週末になると以前のように、畑仕事を手伝いながら、心穏やかな時間を過ごしています。

 

◇ ◇ ◇

 

勝手に人の家に上がり込み、身勝手な振る舞いを続ける相手とは、たとえ家族であっても距離を置くことが必要かもしれませんね。近しい間柄でも、思いやりと相手を尊重する気持ちを大切にしたいものです。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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