友人に頼った日
もともと生理周期が規則的だったので、普段はナプキンをバッグに入れず、生理前後だけポーチに入れて持ち歩いていました。かさばるのが嫌で「必要なときだけ」と思っていたのです。
ある日、友人とランチに出かけたとき、食事の途中で突然の違和感。トイレに行くと生理が始まっていて、手持ちのナプキンがなく焦りました。席に戻って友人に「ごめん、生理になって……ナプキン持ってない?」と聞くと、彼女は「あるよ、私は常に持ってるから!」と差し出してくれました。
「私もそういうこと何度かあったよ、あるあるだよね」と言われ、恥ずかしさよりも安心感が勝ちました。あの日からバッグにナプキンを常備することが習慣になり、小さなポーチを入れておくだけで外出時の不安がずいぶん減ったと感じます。
量の変化と体の重さ
周期だけでなく、血の量もバラバラになりました。多い日は夜用ナプキンでも不安で、家にいるのに何度もトイレに行きます。逆に、あっという間に2日で終わってしまうこともあり、これまでのリズムが通用しないことに驚いています。
さらに、生理前の体調も大きく変わりました。以前は軽いだるさ程度だったのが、最近は強い眠気や腰の重さ、頭痛まで出ることがあります。特に外出予定があるときに体が言うことを聞かず、気持ちまで落ち込むこともありました。「これも更年期のホルモン変化なのか」と思うと、心がざわつきます。
不安を減らすための工夫
今は、突然の変化に備えて常に準備をするようになりました。ナプキンだけでなく、替えの下着と小さなビニール袋をポーチに入れ、バッグに入れっぱなしにしています。これがあるだけで「もしものときも大丈夫」と思えます。
外出先ではトイレの場所を早めに確認し、服は濃い色や丈の長いトップスを選んで安心感をプラス。こうした小さな工夫を積み重ねることで、以前より気持ちがラクになりました。
生理が始まることへの不安が完全になくなるわけではないけれど、「大丈夫」と思える準備があるだけで、外出や人と会う時間が少し軽やかになった気がします。
まとめ
更年期に入ると、生理の周期も量も予測がつかなくなり、外出時の不安は増える一方でした。けれど、バッグにポーチを入れっぱなしにして備えを整えることで、「もしものときも大丈夫」という安心感が生まれます。体の変化を受け止め、日々の小さな準備で心も少し落ち着いてきました。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:伊達敦子/50代女性。2008年、2010年、2012年生まれの3児の母。フルタイムで共働きをしながら子育て中。会社員の傍ら、化粧品検定2級・1級やコスメコンシェルジュの資格を取得し、人々の美しさと自信を引き出すために活動している。
イラスト/おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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