体調が悪く育児を夫にバトンタッチ
その日、熱が高くてフラフラしながらも、なんとか家事をこなしつつ、新生児の世話もこなしていました。ただ、体調を考えると子どもに近づくのもはばかられ、夫にお世話を頼むことにしました。渋々ながらも夫は引き受けて、それなりに面倒を見てくれていたと思います。
けれど、その日の夜。夕食時に放たれた夫のひと言に、私は耳を疑いました。
「いつまで寝てるの? 夕飯は? まだ?」
買ってきたのは1人分だけ!?
あまりの当然といった口ぶりに驚きつつ、「悪いけど、夕飯は買ってきて食べて」と伝えると、夫は不満そうに外出していきました。そして戻ってきたとき、手にしていた袋の中をふと見ると、どう見ても1人分の夕飯だけが入っていたのです。
その瞬間、スッと心が冷めていくのを感じました。体調不良で苦しんでいる私を前にして、自分の分だけを買ってくる夫。その姿に、心底あきれてしまいました。
無駄にするのがもったいないから…
それからというもの、夫が子どもと出かけた際にはたまにデザートを買って帰ってくるのですが、今まで一度も私の分を買ってきてくれたことはありません。
あるとき理由を聞いたら、「もし好きじゃなかったら、もったいないでしょ」とのこと。その言葉を聞いて、また1つ心が遠のきました。
まとめ
結婚前に相手の本質を見抜くことの難しさを、今改めて思い知らされています。恋は勢いでも、生活は現実。家事や金銭感覚、体調不良時のふるまい――日常の細部に人となりは宿るのだと、今は静かに理解しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:水田まり/40代女性・主婦
イラスト/きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
関連記事:「母親なら全部やれよ」産後の妻に罵声、スマホを取り上げる夫。妻が離婚を決意できたきっかけは
関連記事:妻「私の誕生日だよ」夫「あっ!」完全に忘れていた夫がカレンダーに書いたとんでもない予定とは
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!