ご馳走は家族の分だけ!?嫁の私の分はナシ…嫁いびり義母に制裁を下した人物とは?
私と夫は、それぞれ父が会社を経営する家庭で育ち、両社は長年の取引先でした。取引先としての付き合いから、私と夫も自然と親しくなり、「この縁を大切にしよう」と結婚を決めたのです。
結婚が決まると、私の父は「娘が結婚生活で苦しまないように」と言って、倒産寸前だった義父の会社を救い、見事に再建へと導いてくれました。そのおかげで両家は深く結ばれ、私は何の不安もなくこの家に嫁いだはずでした。
しかし、入籍から数日後、その恩義は簡単に踏みにじられてしまうのです。
恩を踏みにじる義母からのマウント
私たち夫婦が新居へ引っ越しをしたその日の夜、突然義母が訪ねてきたのです。私は慌てて義母をリビングに招き入れると、義母が「今日はあなたに話があってきたの」と私の顔をまじまじと見ながら話し始めたのです。
義母は笑顔で「いい? うちの息子は母親思いのやさしい子なの! あなたより私を優先するのは当然! 私が一番なの♪」と言い放ったのです。まさかの発言にあ然とする私。しかも、この言葉に笑顔で頷く夫にも驚きました。
この日をきっかけに、私は義母の言動に頭を悩まされることに……。
消えた加湿器と盗まれたネックレス
それから数日後、リビングで愛用していた加湿器がなくなったのです。夫がしまったのかな? と思っていると、その翌日には夫からもらったネックレスもなくなり、さらには私と夫のツーショット写真が一枚残らずなくなっていたのです。
夫に尋ねると、「母さんに家の合鍵を渡したんだ! 母さんかな?」と言うのです。私は急いで義母に電話をすると、「息子が買ったものなんだから、母親の私が持っていったって構わないじゃない! あとね、写真はみっともないから捨てたわ♪」とあっさりと自白!
埒が明かないと思った私は義父へ電話をし合鍵を返すよう説得してほしいと伝えました。すると義父は「母さんが嫌と言うならそれは無理だよ! 嫁が好き勝手するわけにはいかん」と責められてしまったのです。
義父からの心ない言葉に、父が命を懸けて守ったはずの恩義は一瞬で踏みにじられたと感じ、怒りと悲しみに押しつぶされそうになりました。たまらず、私は両親にすべてを打ち明けたのでした。
義実家で食事するも、私だけ料理がない!?
その翌週、義母から「今度うちで家族みんなでご飯を食べましょう」とお誘いがありました。なにか起こりそうな予感……。私はある準備をし、夫と義実家を訪れました。
するとテーブルにはステーキや煮込み料理など豪華な料理が並び、義父と義母、夫は笑顔で取り分け合っています。しかし、私の目の前には何も置かれず、義母がニヤニヤしながら「あなたはうちの家族じゃないでしょう? ご馳走は家族の分だけ! 他人の分があるはずないでしょ」と言い放ったのです。
さらに義父は「私の会社を救ってくれた恩義? そんなもの、もう関係ない」と裏切り発言! 夫も「よそ者の分際で母さん逆らうなんてありえない! 嫁なら母さんに従え!」と言いたい放題……。
我慢の限界に達した私は、スッとスマホを取り出し義両親に画面を突きつけました。そこに映るのは私の両親! 私は密かにビデオ通話を繋いでいたのです! 私の父が「3人で寄ってたかってうちの娘をいびるなんて……いい加減にしろ!」と激怒。続けて「恩を仇で返すような奴をかばう必要はない! 会社の取引の話はなかったことにする」と宣言したのです。
そして私は用意していた離婚届を取り出し、「これ以上、この恩を踏みにじる家族と一緒に暮らせない」と告げました。取り乱す義両親、夫は青ざめ、私の強い意志を感じ「……わかった、署名するよ」と言い離婚届にサインするのでした。翌日、私は離婚届を持って役所へ行き、無事に手続きを済ませました。
その後、義実家で経営していた会社が倒産したと聞きました。私は実家に戻り、父のもとで働き始め幸せに暮らしています。
◇ ◇ ◇
信頼を裏切り、恩を仇で返す行為は、いずれ必ず自分に返ってくるものですね。信頼と恩義を大切にし、相手を思いやることこそが、自らの幸せを築く鍵となるのではないでしょうか。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
続いては、お寿司のネタで孫まで差別する、なんとも意地悪な義母のエピソードです。しかし、救世主の登場で義母がピンチに……!?
長男一家には特上寿司〜♪次男一家の私たちに差をつける義母。しかし、なぜか娘は大喜びで?
私の夫は、家事にも育児にも協力的で愛情の深い人です。小学校に上がったばかりの娘と一緒に過ごす、家族団らんの時間をとても大事にしてくれています。素敵な人と家族になれて、私は幸せです。しかし、そんな夫の家族がちょっと……。
夫の実家は、両親と兄、夫の4人家族。なぜか長男にだけは甘々で、惜しみない愛情を注いでいる義両親。一方、次男である夫にはいつも冷たく、孫にあたる娘にも同じ対応。義兄にも娘と同じ年齢の男の子がいるのですが、いろいろと差をつけて、嫌がらせをしてきます。お年玉や入学祝いなどは、もらったことがありません。
娘は、何をやってもお礼すら言わない、かわいくない孫なのだそうです。しかし、義両親から何かもらったことなんて1度もないので、そもそもお礼をする機会がありません。仕方がないのですが……。
高級なお寿司屋さんで食事会
ある日突然、義父からみんなで食事をしようと声がかかり、義両親、義兄一家、私たち家族が集合しました。どんな対応をされるか、ある程度予想がつくので気が進まなかったのですが、義父から絶対に来るように言われ、仕方なく食事会へ行った私たち。
食事会の場所は、地元では知らない人がいない高級なお寿司屋さんでした。みんな、自然とテンションが上がります。私ですら、内心ウキウキ。しかし、あっという間に気分が沈むことに……。
義母が注文したのは特上寿司5人前とかっぱ巻き3人前。私たちだけ特上寿司にありつけないのです。
微妙な表情をする私たちを見て、義家族はニタニタ笑い、食わせてもらえるだけありがたいと思えと言わんばかりの様子。私と夫はまだしも、娘にまでこんなひどい仕打ちをするなんて……。
そんな中、娘が満面の笑顔で、「やったー! お寿司が食べられるー!」と喜んだのです。逆に大喜びして、義家族たちを残念がらせるのも手だなと思った私は、娘と一緒になって喜びました。すると、夫も私の行動の意図がわかったようで、私たち家族は3人で大喜び。「強がっちゃって」と、義家族はクスクス笑いながら、冷ややかな目で私たちを見ていました。
特上寿司より豪華なかっぱ巻き
そして、お寿司が運ばれてきました。私たちの目の前には、かっぱ巻き……ではなく、大トロやウニ、イクラなどが乗った、特上寿司よりも豪華な握り寿司。驚く私たちに店主は「うちで、かっぱ巻きが入ってるメニューはこれだけなんですよ」と言います。
私たちが自分たちよりも豪華な寿司を食べることが気に入らない義家族たちは、「あんたらにはもったいない! 交換しろ!」などとわめき始めました。そんな義家族のことなど無視して、私たちはお寿司をおいしくいただきました!
その後もずっと、義家族たちが大きな声で私たちをなじるので、店主に「他のお客様のご迷惑になりますので、お引き取りください」と言われてしまいました。騒がしくしてしまったことに謝罪して、私たちも店を出ようとしたら、なぜか店主は私たちだけを引き止めたのです。
店主に言われて、私たちが改めて席につくと、店主がデザートとお茶のお代わりを持ってきてくれました。そして、なぜか店主と楽しそうにおしゃべりを始めた娘……。実は、店主は娘の同級生の祖父だったのです! いつも放課後一緒に遊んでいて、ときどき店にも寄せてもらっていたのだそうです。
店主は私たちに、義両親にいじめられていることを娘から聞いていたと話してくれました。そして、実際にひどい扱いを受ける私たちの様子を見て、娘の話が事実とわかった店主。気を利かせて、勝手にかっぱ巻きを頼まれた私たちに、特上寿司以上のネタを握ってくれたというワケだったのです。
地元のお寿司屋さんは何でも知っている!?
そういえば、渋々支払いをする義家族の顔をマジマジと見て、「この人たちか……」と店主が言っていました。あれはどういう意味だったのかと私が尋ねると、店主は、衝撃の話を教えてくれたのです。
店主の店にはいろいろなお客さんが来るようで、連日いろいろな噂話を耳にするそうです。そのため、地元の人たちの噂話に詳しいと言うのです。
まず教えてくれたのは義兄夫婦の噂。義兄の奥さん(義姉)は、ホストクラブに通い詰めていて、若い男の子に入れあげて借金まで作っているそう。また、義兄も若いママが経営するスナックの常連で、その店のママと親密な関係なんだとか……。
さらに、義両親の噂も。義母は、近所のスーパーの店長に恋しているそうで、義母がしつこく言い寄っていることを店長があちこちで漏らしているそう。買い物もせず毎日スーパーに通い、熱い視線を送り続けているようで、話を聞く限りではストーカーの一歩手前でした。一方、地元の工場で働く義父はパワハラやセクハラが噂されているようで、義家族の全員が地元で噂の人物だったのです。
後日、店主から聞いた話をそのまま義家族に話した私たち。話を聞いた義両親、義兄夫婦はそれぞれ、取っ組み合いの大喧嘩。そして、どの噂も多少事実と異なる点はあったものの、ほとんどが事実とわかりました。
その後はあれよあれよという間に、義両親も義兄夫婦も離婚。いじわるな義家族はバラバラになりました。これを機に、私たちは義家族全員と絶縁。甥っ子は義姉のご両親に引き取られ、元気に過ごしていると聞きます。
私たち家族は3人で幸せに暮らしています。娘はお寿司屋さんの店主のお孫さんと毎日のように一緒に遊んでいます。今では家族全員ですっかりあのお店の常連です。
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長男と次男であからさまに差をつけ、さらには孫にまで冷たい対応をする義両親。そんな仕打ちに負けず、明るく振る舞う娘さんの姿に胸が締め付けられましたね。思わぬ助けが入ったおかげで、義家族と縁を切ることができて本当によかったです。この結果は、前向きな姿勢が引き寄せたのではないでしょうか。この先も家族3人で明るく前向きに生きていってほしいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
いかがでしたか? 恩を踏みにじる義母、孫にまであからさまな差をつける義母、どちらもあまりに理不尽な嫁いびりでしたね。しかし、今回の2つのエピソードに共通していたのは、主人公たちがただ泣き寝入りするのではなく、自分の心と幸せを守るために行動を起こしたことです。
その意志が、協力者を引き寄せ、事態を好転させるきっかけとなりました。誰かからの心ない仕打ちに悩んだとき、我慢せず、自分の幸せを一番に考えることが大切ですね。