お互いに暑い
気候が暑くなるにつれ、親子でおなか同士が密着している抱っこ紐を使うと、蒸し暑く感じるようになってきました。親子そろって汗っかきな私たちは、頭もおなかも汗がじんわり。少しずつ、抱っこ紐からベビーカーに移行していきました。
それでも、ベビーカーだと出先でぐずることもあり、また混みあった場所では抱っこ紐が便利なので、ベビーカーとダブル使いをしていました。
抱っこ紐で汗が…
夫と子どもと一緒に、ショッピングモールへ出かけたときのことです。現地へ着くまではベビーカーを利用しましたが、途中ぐずり始めたので、抱っこ紐で抱っこしました。
ショッピングモール内は快適でしたが、それでもくっついているとじんわりと汗をかきます。子どもが寝たころ合いで、ベビーカーに乗せ替えて夫に託し、私はトイレへ。すると恐ろしい姿が鏡に映っていたのです。
これ、毛じゃないんです!
手を洗いながらふと鏡を見ると、ノースリーブからちらりと見えた脇の下が黒いのです。「なんだこれ?」と確認すると、汗をかいた拍子に着ていた黒いノースリーブのトップスの繊維が、脇の下に付着してしまっていたのです。まるで、剃り忘れた毛のように見えていました。
急いで個室に戻り、汗拭きシートでふき取りました。「これは毛じゃないです~!」目撃したかもしれない誰かに心で叫びながら、恥ずかしさでいっぱいになりました。
汗対策として導入したノースリーブでしたが、まさかこんな難点があったとは。袖がないばかりに隠しようがなく、帰り道は極力脇を閉めて、ぎこちなく家に帰りました。それ以来、ノースリーブを着る際は、羽織ものを用意するようになりました。脇汗対策のみならず、室内の冷え対策や日焼け対策にも重宝しています。
著者:富伊 凛/30代女性/2016年、2020年生まれの兄妹の母。仕事と育児の両立に苦戦し、離職を決意。都会暮らしに疲れ果て、地方移住をもくろむ。趣味はベランダ園芸。嫌いなものは、花につく悪い虫と、雨の日の電動チャリ走行。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)