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自分だけ温泉旅行を満喫する夫「娘の面倒見るって約束だったのに…全然入れなかった」ブチギレて帰ると

娘が1歳のころ、家族で温泉に行くことになりました。久々の温泉ということで、ウキウキの夫。娘は初めての温泉なので少し心配だったものの、子ども大歓迎の宿だったので安心して出かけました。しかし、宿に着いて早速みんなで大浴場に向かったところ……。

 

出産後初の温泉へ

夫は昔から大の温泉好きだったので、娘が生まれる前は各地の温泉を2人で訪れていましたが、出産後はすっかりご無沙汰に。しかし、娘がもうすぐ2歳になるころ、温泉旅行の計画を立て始めたのです。正直、私は「まだ娘も手がかかるから大変だと思う……」と気乗りしませんでしたが、夫は「大丈夫だよ、何かあれば俺も協力するし」とやる気。根負けした私は、数週間後に温泉のあるホテルに宿泊することになりました。

 

ホテル到着後すぐに温泉に行ったのですが、娘は大浴場に入っただけで泣きだしてしまい……。結局、娘の体や頭をぬるめのお湯で手早く洗い、すぐ上がることに。先に部屋に戻っていると、温泉を堪能したらしい夫が満足げに戻ってきました。私を見るなり「ここの温泉最高でしょ?」とドヤ顔。「娘がぐずってすぐに上がったから全然満喫できなかった」と私は不満を漏らしました。すると夫は、「俺が娘を見とくからもう1回入っておいでよ」と言ってくれ、私は再び大浴場へ行けることに。ところが、服を脱ぎかけたときに夫からの着信がありました。電話に出ると、「ママがいなくなった途端娘が泣きだしちゃって、どうしようもないんだ。悪いけど戻ってきてくれる?」と困り果てている様子。「娘が寝てから入ればいいか……」と思い、私は部屋に戻りました。

 

 

しかしその後、夫は夕食時にお酒を飲み過ぎてそのまま寝てしまったのです。娘は場所見知りでなかなか寝付かず、気づいたら私もいっしょに寝落ち。翌朝も、夫は朝早く起きて温泉に行ったらしく、スッキリとした様子ですが、前日娘に盛大にぐずられたせいか、私に「お風呂に行ってきなよ」とはもう言ってくれません。

 

朝食のあとはすぐにチェックアウトの時間になり、私は結局温泉に入れず終わってしまったのです。場所見知り・人見知りの娘のお世話に追われているのに手助けをしてくれなかった自分本位な夫のせいで、私は温泉に癒されるどころかむしろ疲れ果ててしまい、不満が大爆発。

 

「私、結局温泉に入れなかったんだけど……。こんなことなら来なきゃよかった!」と嘆く私に、夫は「昨日は寝ちゃってごめん」と謝罪の言葉を口にします。しかし私の怒りは夫が寝たことに対してだけではありません。「娘のお世話も結局全部私。あなたは自分だけお酒飲んで寝て、好きなタイミングで温泉にも行ったよね。自分勝手すぎるあなたとは、絶対二度と旅行に行かない!」と怒りが収まらず、夫も返す言葉がなくなった様子。家に帰ってからもしばらくギスギスした雰囲気が続きました。

 

数日後、「この前は本当にごめん。次は内風呂付きの宿を予約する。娘のお世話も君に任せっきりにはしない。今度こそゆっくりお風呂に入れるようにするから許してほしい」と言い、娘に泣かれないよう今まで以上に積極的に育児に関わるようになった夫。私は「次はないからね?」と念押ししつつ、反省を行動で示してくれた夫を許し、また家族で温泉に行くことにしたのでした。

 

 

半年後、再び行った温泉旅行では私もしっかりと温泉を堪能でき、大満足の結果になりました。子どもが生まれると我慢しなければならないことも増えてきますが、夫婦どちらか一方が我慢するのが当たり前になってしまうと、我慢しているほうは心穏やかではありません。負担が偏らないように、相手への配慮を欠かしてはいけないと思った出来事でした。
 

著者:山本 しょうこ/30代・会社員。小学1年生の女の子を育てるママ。娘が小学生になって帰宅時間が早くなったため、現在は在宅ワークに。おいしいものが大好きで、家族で日本一周のグルメツアーをするのが夢。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

 

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