食品業界の大手企業が教える卵の割り方
今回参考にしたのは、キッコーマンが公式サイトと、餃子で知られる大阪王将のTikTokで紹介されていた方法です。
きっと多くの人がやっているであろう、あの行動が実はNGなのだとか!それでは実践してみましょう。
【実践①】キッコーマンが教える「卵の割り方」
卵を調理台などの平らな面に軽くたたき、殻にひびを入れます。この時に狙うのは卵の中央あたり。平らな面に軽くたたくだけでも、簡単にひびが入りました。
よく器やシンクのふちなど鋭角な場所でたたいて卵を割りがちですが、実はそれはNG行為。
鋭角な場所でやってしまうと、ひびが細かくなって、殻のかけらが混入しやすくなってしまうそうです。筆者も以前は鋭角な場所を使っていました……。
実のところ、平らな面でも同じくらいの力でたたくだけでひびは簡単に入ります。
ひびのところに両手の親指をあて、立てるようにして入れます。
そのまま左右に開くように殻を割ると、中身がツルッと出てきます。親指以外は卵をそっと支えるような感じで添えておくと殻が潰れにくいですよ。
よく卵を焼く時、そのままフライパンの上で割る方も多いと思いますが、殻が入ってしまうと取り出すのが大変……。
ボウルなどに割り入れてからフライパンに移すのがおすすめだそうです。
目玉焼きをふっくら焼くコツも実践してみた!
キッコーマンの公式サイトによると、目玉焼きの白身部分をふっくらと丸く焼き上げたい場合は、金属製のこし器やざるの中に卵を割り入れるのがコツとのこと。
金属製のこし器やざるに10〜20秒ほど置いておくと、水分を含んだ白身が流れ落ちるため、フライパンにのせた際には白身が広がりにくくなります。
実際にやってみると、フライパンにのせた直後に白身があちこちへ広がることが一切ありませんでした。全体的に厚みもあり、フライパンから剥がして取り出すのも楽ちん!
【実践②】大阪王将が教える「卵の割り方」
続いてはちょっと難しい、卵を片手で割る方法。
まずは卵の中央あたりにひびをいれ、卵を包み込むように持ちます。写真のように、ひびのすぐ横あたりに親指を当て、薬指と人差し指を添えます。
その状態から、親指でグッと殻を押し上げるように力を加えると、殻がうまく割れてきました。
そのまま親指と人差し指、中指と薬指で殻を開けていくようなイメージ。
ひびの部分を上に向けたままだと手が汚れてしまうので、手の位置だけ確認したら、そのままひびの部分を下向きにすると、自然と卵が落ちていきます。
片手で割るってなんだかかっこよくて、筆者もずっと憧れていて何度か挑戦したこともありましたが、今回まで成功はゼロ。
しかし、大阪王将が紹介していた方法は指の位置をしっかりマスターすれば、意外とスッとできました。
どうしても両手でやるよりは難易度は上がりますが、片手で割れるのはかっこいい!
筆者は手のサイズが女性の中でも小さめなので、卵のサイズは選ぶ必要がありそうですが、初めてできたのがとっても嬉しかったです。
料理の基本を見直してみよう!
実際に卵の割り方を教わって試してみると、ちょっとしたコツできれいに割れました。殻が入らず、黄身も崩れにくいので料理のスタートがグッと気持ちいいものに。
毎日の何気ない作業ですが、正しい方法を知ることで料理がさらに楽しくなりそうです。