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「離婚したら息子は置いていけ!」一方的な夫の要求に…高校生息子のひと言で形勢逆転した話

夫と結婚して17年がたちました。最初は仲も良く、お互いを思いやる関係でしたが、年月を重ねるうちに少しずつ価値観の違いが浮き彫りになっていきました。仕事や家計、子育てに対する考え方が合わず、次第に会話も減っていったのです。

 

私たち夫婦のすれ違いと決断

気付けば、私たちの間には埋められない溝ができていました。そんな折、夫が私に相談もせず、まとまったお金を使い込んでいたことがわかりました。

 

「友人に誘われたんだ。将来大きく増える可能性がある投資だから心配いらない」

 

夫は軽い口調でそう説明しましたが、私にはどうしても信用できませんでした。金額も決して小さくなく、家庭への影響は避けられません。

 

「勝手にそんなことをするなんて……」と私が強く問いただすと、夫は逆に声を荒らげました。「お前は黙ってろ! 何もわかっていないくせに!」

 

このやりとりを境に、夫婦関係は完全に冷え切ってしまいました。

 

息子をめぐる対立

離婚の話が現実味を帯びてきたころ、夫は急に息子への態度を変えました。それまで子育てにほとんど関わってこなかったのに、急に甘やかすようになったのです。

 

そしてある日、夫はこう言いました。

 

「離婚したらすぐ出ていけよ!」

 

「ただし息子は置いていけ」

 

「俺は母さんと暮らすよ」

 

「あと、出ていくのは父さんのほうね」

 

息子の気持ちを置き去りにした話し合いが続き、私はどうすべきか悩みました。

 

そんなとき、話し合いの場に息子が現れ、はっきりとした口調で言いました。「俺は母さんと一緒に暮らすよ。それに、ここを出ていくのは父さんのほうだと思う」と……。

 

息子は続けてこう話しました。

「父さん、最近になって急にやさしくしてきたけど、俺の学校のこととか将来のことには興味ないだろ? 母さんはいつもちゃんと話を聞いてくれるし、安心できるんだ」

 

その言葉に、夫は言い返すことができませんでした。私も胸がいっぱいになり、涙が出そうになりました。

 

 

新しい暮らしの始まり

その後、話し合いを重ねて離婚が成立しました。息子は私と暮らすことを選び、夫とは別々の道を歩むことに。夫が関わっていた投資は結局うまくいかず、私たち母子には大きな影響がなかったのが救いでした。

 

今は2人で穏やかに暮らしています。息子は高校生ながら、「いつか母さんをラクにさせてあげるよ」と頼もしい言葉をかけてくれます。私はその成長を見守ることが、これからの生きがいだと感じています。

 

--------------

夫婦のすれ違いは、最初は小さなものでも積み重なると取り返しがつかなくなることも。「家族だからこそ冷静に話し合うこと」「お金に関することは必ず共有すること」がいかに大事かを痛感したのではないでしょうか。息子と共に新たな一歩を踏み出し、前を向いて歩んでいってほしいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

 

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