仕事で落ち込んでいると、同僚2人が…
同僚の女性Aは「気にしないでください」と励ましてくれました。しかし、同僚の男性Bは相変わらず皮肉交じりに「残念だったな〜」と声をかけてきます。
その直後、同僚Bは得意げな笑みを浮かべながら「いつでも相談に乗るから!」と言い、まるで自分のほうが優秀だと言わんばかりでした。すると、同僚Aがきっぱりと「今回は仕方ないですよ。いつもはきちんと成果を出しているじゃないですか」と私をかばってくれたのです。
その様子を見た同僚Bの表情は一瞬ゆがみ、心の中で舌打ちしているのが伝わってくるようでした。私は深いため息をつき、「疲れた心は姪っ子に癒やしてもらおう」と自分に言い聞かせながら帰宅しました。
出勤すると、思わぬ誤解が広がっていて…!?
家に戻ると、姉の子どもが笑顔で迎えてくれました。姉はいま里帰り出産で実家に戻っており、私は思わず「ただいま」と声をかけて抱っこしました。その愛らしさに心がほどけていくのを感じながらも、「この子と一緒に過ごせるのも今週末までか」と思うと、寂しさが込み上げてきます。その週末、私は姉そして姪っ子と近所を散歩しました。
ところが、その様子を同僚Bが偶然目撃していたようで……。「あいつは子持ちだったのか」と勝手に想像を膨らませ、さらには「授かり婚を隠している」と思い込み、社内に吹聴し始めたのです。
その噂を耳にした同僚Aは驚き、私に駆け寄ってきて「どうして早く言ってくれなかったんですか!」と迫ってきました。事情を聞くと、私はいつの間にか「最近結婚し、子育てに奮闘している人」になっていたのです。慌てて「違います。姉の子です」と説明しました。
そこへ上司までが心配そうに現れ、「本当に子どもがいるなら育休を取れ。大変だろう」と言い出す始末。必死に事情を説明し、姉が里帰り出産中であることを伝えると、ようやく納得してもらえました。同僚Aも「安心しました」と笑顔を見せ、ようやく場は落ち着きを取り戻しました。
同僚のひと言が波紋を呼び…思わぬ展開に!
しかし、ここで同僚Bの不自然な行動が明るみに出ました。上司が同僚Aに「なぜ姪っ子の存在を知っていたのか」と尋ねたところ、同僚Aは「同僚Bに授かり婚だと聞かされて……」と答えたのです。問い詰められた同僚Bはしどろもどろになり、同僚Aから「普通は本人に確認するでしょう」と厳しく非難されました。私は「変な憶測を広めるな」と釘を刺し、その場の空気は一変。
その後、上司は私に新しいクライアントを任せると発表しました。契約を失ったばかりなのに大きなクライアントを任され、少し躊躇したのですが……同僚Aが「一緒に頑張りましょう」と力強く言ってくれたことで、覚悟を決めることができました。同僚Bは必死に反対しましたが、上司は「無理をして契約を取るやり方ではなく、取引先と誠実に向き合える人間に任せたい」と静かに断じたのです。
こうして私は新たな挑戦を任され、同僚Aと共に商談に臨むことになりました。今回の一件で、私は同僚Aの存在が少し気になるように。どうなるかはわかりませんが……前を向き、誠実に歩んでいきたいと思います。
◇ ◇ ◇
本人にたしかめもせずに間違った情報を広めるのは、相手を傷つけるだけでなく、自分の信用をも失いかねません。さらに、聞いた人も噂を信じてしまうことで、結果的に周囲の人間関係を乱す原因になることも。だからこそ、根拠のない情報に振り回されず、正しいコミュニケーションを心がけたいですね。
【取材時期:2025年9月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
そして、同僚の女性A、同僚の男性B と書いてあるのに、どこをどう読んだら同性愛になるの??