こんにちは。助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOです。「うちの子、おっぱいが大好きなんです」というママは多いと思いますが、その好きにも種類があることを知っていますか? おっぱい星人には実は2パターンあるんです。
タイプ1. おっぱいの味が大好き
タイプ1の赤ちゃんは、ほんのり甘いおっぱいの味そのものが大好き。タイプ1は、乳腺炎になると見事に嫌がって飲んでくれなくなります。味にうるさい美食家は、神経質な反面、繊細な心の持ち主です。たとえるなら将来、彼女(彼)ができたときに、彼女(彼)の作った手料理に文句をつけてブチ切れられてしまうタイプかもしれませんね。
タイプ2. おっぱいに吸いつくのが大好き
タイプ2の赤ちゃんは、味や質はどうでもよく、 おっぱいに吸いつく行為自体が至福。タイプ2は、ほとんど出ていない母乳でも、意地でも「出てる!」と言い張ります。明らかにおいしくない乳腺炎のおっぱいでも、おかまいなしに吸いつきます。味覚音痴?というか、おおらかな心の持ち主。
おそらく、サバイバルな環境に置かれても昆虫でもイモムシでも食べることのできる 肝の据わった大物です(笑)。そのくせ、ママ大好き、抱っこ大好き、添い乳大好きの甘えたさん。たとえるなら将来、彼女ができたときに「私はあなたのママじゃないわよっ!」とブチ切れられてしまうタイプかもしれません。
しゃべるおっぱい星人も!?
先日、助産院ばぶばぶに来た2歳半のおっぱい星人のママが、胃腸炎にかかりました。食べていない、飲めていない、トイレとお友だち状態。ママはフラフラで母乳なんか出るわけないだろうという状況。
でも、そんなことは無関係におっぱい星人は飲みに来ました。チュチュッと2~3回吸って彼は無言で口を離し、怪訝な顔でママを見上げてこう言ったそうです。
「ママ、ちゃんと食べて! おっぱい出てへん!」
彼は明らかにタイプ1のおっぱい星人ですね。
「ママが食べる→おっぱい出る」「ママが食べない→おっぱい出ない」という関連図が、彼のおっぱい生活のなかでしっかりとした確信として認識されているってすごい! しゃべるおっぱい星人はおもしろいです。
長期間、授乳を継続されているみなさま、子どもがしゃべるようになったらぜひ一度、聞いてみてください。「おっぱいおいしいの?」「どんな味なの?」どちらのタイプのおっぱい星人もそれぞれの個性ですてきなことだと思います!
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イラスト:imasaku