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生活リズムができない…授乳コントロールしないと今後の発達に影響する?

生後3~4カ月を超えてもいまだ授乳回数が10回以上だったりすると「生活リズムができていない。授乳回数をコントロールしないと今後の発達に影響する」という助言をもらうことがあります。この記事では、助産院ばぶばぶ・院長の助産師HISAKOさんが、授乳回数のコントロールは必要かどうかを解説しています。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師HISAKO
助産院ばぶばぶ院長

総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
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授乳コントロールのイメージ

 

こんにちは、助産院ばぶばぶのHISAKOです。生後3~4カ月になっても頻繁に授乳をしていることで、生活リズムが安定しないというママもいるのではないでしょうか。そこで、生活リズムをつくるための授乳コントロールについてお話しします。

 

母乳は赤ちゃんがほしがるだけあげてOK

母乳は短時間で消化してしまうので、授乳の回数に上限はなくほしがったらほしがるだけ飲ませてかまいません。

 

しかし、生後3~4カ月を超えてもいまだ授乳回数が10回以上だったりすると、「生活リズムができていない。授乳回数をコントロールしないと今後の発達に影響する」という助言をもらうことがあります。

 

『発達に影響する』というフレーズ。医療者に言われたら、落ち込んでしまいますが、母乳は毎回飲む量が違います。味も飲むたびに微妙に変化し、腹持ちはせいぜい2時間までです。うんちが出たあとや、吐いたあとはすぐほしがることもあるし、甘えたいとき、眠たいとき、痛いとき、心がちょっと不安定になったとき、赤ちゃんはおっぱいで自らを癒そうとします。

 

頻回授乳の母乳はカロリー控えめ!?

頻回授乳の母乳は、カロリーも抑えめで水分が多く、がっつり授乳のときの母乳は栄養価が高いということもわかっています。


赤ちゃんの吸い方、ほしがり方に合わせて、母体は必要に応じて常に適切でムダのない栄養を赤ちゃんに提供できるような仕組みになっているのです。だから母乳には飲みすぎるということがなく、おなかの負担になることもありません。

 

時間よりも赤ちゃんの波にじょうずに乗ってあげる

赤ちゃんの要求(リズム)を無視して、いつも同じ時間に、いつも決まった量、いつも決まった栄養分の母乳を与えるということは、物理的に不可能だし、無理して決行することは不自然です。


母乳育児での「生活リズムを整える」とは、赤ちゃんの要求に耳を傾け、ほしそうならほしがるだけ飲ませてあげること。赤ちゃんのその日のリズムの波にママがじょうずに乗ってあげること。そうして赤ちゃんの心と体、両方を満たしてあげること。
 

 

泣いている赤ちゃんを目の前にして、時計とにらめっこしながら『生活リズムを整える』ための授乳間隔コントロールをすることは、実はわざわざ『生活リズムを崩している』のではないでしょうか?

 

おっぱいは、もっと自然に飲ませてあげましょう。それこそが、赤ちゃんの『生活リズム』であることを忘れないでくださいね!

 

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      生後1ヶ月です。今まさに授乳間隔に悩んでいたので、とても為になる記事でした。 このご時世、ついネットで検索してしまうのですが、そろそろ間隔を開けたほうがいいという話が多く、1時間開くかな?という時もあ… もっと見る
      生後1ヶ月です。今まさに授乳間隔に悩んでいたので、とても為になる記事でした。
      このご時世、ついネットで検索してしまうのですが、そろそろ間隔を開けたほうがいいという話が多く、1時間開くかな?という時もあった娘にとても焦りを感じていました。でももう少し娘のリズムに合わせて大丈夫なんですね。とても気が楽になり、自分の子育てを認めて貰えているような気になりました。

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