会社で友人ができた私
私の所属する部署が正社員を募集するということで、ある日、私は採用面接に面接官として参加しました。面接に来た女性はB子という名前で、私よりも2歳年下。かわいい雰囲気の人懐っこい女性で、私は面接が終了したのち、人事部のスタッフに「ぜひ、彼女には入社してほしいです」と伝えました。
そのようなこともあり、彼女は無事にわが社に入社。私はB子の指導係になり、彼女は熱心に仕事に取り組んでくれました。
やがて私とB子は、仕事の先輩後輩の枠を超えて、親友と呼べるような仲に。私は彼女との絆が深まるのをとてもうれしく思っていました。
恋愛を優先するB子
ところが、B子が入社してから半年が経ったころのことです。私とA男が会社の廊下でしゃべっていると、たまたまB子が通りかかりました。同僚たちにはA男との関係を秘密にしていましたが、「B子には言っていいか」と思い、打ち明けることに。
すると、B子はその場では「びっくり! そうなんだね!」と言って去って行きましたが、数時間後、「私、A男さんのこと好きになっちゃった。よく見ると、顔が超タイプ」と告げてきたのです。
私は動揺しながら「でも、A男は私の彼氏だから……」と言いますが、B子は「だから何? 付き合ってはいても結婚しているわけじゃないよね? 私、友情より恋愛を優先するタイプだから」とのこと。こうして、私とB子の友情はあっけなく終わってしまったのでした。
B子のアプローチにA男は…
次の日から、B子はA男にアプローチを開始。ただ、A男は常に断っている様子で、B子に「ランチに行きませんか?」と誘われても、「仕事が忙しいから」と拒否。私はA男を信頼していたものの、さすがに心配になり、彼に「B子のことなんだけど……」と不安を打ち明けました。
するとA男は、「君は堂々としていればいいよ。僕は絶対にB子さんになびかないし、これ以上しつこいようなら考えがあるんだ」と言ってくれました。
翌日、休憩室にいるとB子がやってきて、「早くA男さんと別れてよ」と話しかけてきました。私が、「友だちの彼氏に、よくそんなことできるよね」と言い返すと、「好きになっちゃったものはしょうがないでしょ!」と開き直っている様子。
私は彼女の態度に呆れてしまい、「そっか、仕方ないね。好きにしていいよ」と言い放ち、休憩室から出たのでした。
我慢の限界になったA男は…
その後もB子は、A男の帰りを待ち伏せして話しかけたり、彼のプライベートを詮索したりとやりたい放題。そして、遂にA男も我慢ができなくなり、彼は人事部に「B子からハラスメントのようなことを受けている」と訴えたのでした。
その後、B子は人事部から呼び出され、「今後、A男には仕事以外の接触はしないように」と注意を受けたよう。部署異動などはありませんでしたが、プライドが傷ついたようで、彼女は静かに会社を辞めていったのでした。
B子がいなくなったことで、平和な日常を取り戻した私とA男。A男からは「そろそろ、君の親御さんにあいさつをしたい」とも言ってもらえ、結婚もそう遠くなさそうです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!