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「暇でしょ?赤ちゃん預かって」託児所扱いしてくる義兄夫婦→断ると「じゃあ保育料払え」と逆ギレして!?

第1子を妊娠中の私は、妊娠を機に仕事を辞め、現在は専業主婦。出産のための里帰りを間近に控えています。夫は日中は仕事で家にいないため、今はひとりでゆっくりと体を休める時間を大切にしていました。そんな穏やかな毎日を送っていたある日、信じられない出来事が起きて……。

突然の身勝手すぎるお願い

少し前、B子さんから突然電話がかかってきました。

「最近どう? 普段、日中って何してるの?」

そんな唐突な質問に少し驚きながらも、「今は仕事をしていないから、日中はだいたい家でのんびり過ごしてるよ」と答えました。

 

「へー、そうなんだ! そしたら、相談したいことがあるから近いうちに家に行くね!」と言うB子さん。「どういう相談?」と聞いてみたのですが、「うーん、ちょっと会ってから話したいな」と、どこか言いにくそうな雰囲気ではぐらかされました。

 

以前から非常識な行動が多く、少し距離を置いていたB子さん。何となく嫌な予感はしましたが、「相談」と言われれば無下にもできません。
違和感は覚えたものの、深く考えずに「うん、わかった」会話を終えてしまった私。

 

数日後のお昼すぎ、チャイムが鳴り、インターホンを見るとA太さんとB子さんが赤ちゃん連れで立っています。ドアを開けると、私の手に大きな紙袋を押し付けながらB子さんは言いました。

 

「ミルクとかお世話グッズ入ってるから! 明日からこの子、昼間だけよろしくね!」

ベビーカーには、生後2カ月の赤ちゃんがすやすやと眠っていて、思わず耳を疑いました。

 

「明日からって、急に何を言ってるんですか?」と私が戸惑うと、B子さんは「私は明日から職場復帰なの! 保育園に入れなかったんだけど、この子を家に1人にできるわけないでしょ? あなたは専業主婦だから暇だろうと思って!」と身勝手すぎる返答。

 

さらにA太さんが、「○○さん(私)妊娠中でしょ? 育児の練習になるじゃん! むしろありがたく思ってよ!」と、信じられない言葉を続けたのです。

 

あまりにも非常識な言い分に、「もうすぐ里帰りする予定なので無理です!」とはっきり断ると、「は!? 無理って言うなら、一時保育の保育料を払ってよ!」とまで言い出し、私はあきれて「預かれません」とだけ伝えて、玄関のドアを閉めました。

 

 

無理やり押し付けられた赤ちゃん

翌日、再びチャイムが鳴り、またもB子さんの姿が。インターホン越しに「今日からお願いね〜!」と明るく言われましたが、私は「無理です。昨日もきちんとお断りしました」ときっぱり返答しました。

 

それでもB子さんは、「妊婦なんだし、ちょうどいいじゃん! 家にひとりでいるよりマシでしょ?」とまるで話が通じません。

 

会話を打ち切ってドアを閉め、しばらく様子をうかがっていると、玄関前が静かになりました。「帰ったのかな」と思いながらドアを開けると――

 

「あ、やっぱり出てきた!」

玄関の前に立っていたB子さんが、待ってましたと言わんばかりに赤ちゃんを抱いたままこちらに近づき、「はい、よろしくね!」と一方的に赤ちゃんを私の腕に押し付けてきたのです。

 

私はとっさに赤ちゃんを受け取り、妊娠中の体でバランスを崩しそうになりながらも必死に抱っこ。B子さんは「じゃあ、あとで迎えに来るから〜」と言い残し、ベビーカーや育児グッズを置いて去ってしいったのです。

 

あまりの非常識さに我慢の限界だった私。昨日の出来事は夫にも相談済みだったので、その場ですぐに夫と、さらに義両親にも連絡しました。

 

 

義両親の怒りと決断

その日の夜、「迎えに来たよ〜! 明日も朝来るから! 育児用品、なくなったら買っておいてね〜!」と、B子さんとA太さんが当然のような顔でやって来ました。

 

そこへ義両親がリビングから出てきて、「事前に相談もせず赤ちゃんを置いていくなんて、非常識にもほどがある!」と二人をを厳しく叱責。

 

さらに夫も、「今、僕たちは出産を目前に控えてすごく大事な時期なんだ。どうしてそんな状況で、赤ちゃんの面倒まで見られるって思えるの? 無理なことを当然のように押しつけないでほしい。無責任すぎるだろ」と怒りをあらわにします。

 

義父は「この子はしばらく私たちが預かる。お前たちに子育ては任せられない」とはっきり言い放ちました。

 

A太さんとB子さんは、はじめはポカンとしていましたが、義両親と夫の真剣な言葉にようやく自分たちの行動が非常識だったことに気づいたようで、気まずそうにうつむいていました。

 

 

するとB子さんがポツリと、「……ごめんなさい。私たち、子育てのためにもお金を稼がなきゃと必死で……。でも、だからってこんなやり方しちゃダメですよね」と言い、A太さんも「本当にすみませんでした。これからのこと、ちゃんと考えるから、子どもとは一緒にいさせてください」と、素直に頭を下げました。

ようやく2人の表情に反省の色が見え、私も少しだけホッとしたのでした。

 

その後、義両親のサポートを受けながら市の支援窓口に相談し、育児環境を整えるための手続きを始めたと聞いています。

 

 

一方、私は予定どおり里帰りし、無事に娘を出産しました。A太さんとB子さんとは今も適度な距離感を保っていますが、あの一件をきっかけに二人は反省したようで、育児や仕事に前向きに取り組む姿が見られるようになりました。

 

家族だからといって、なんでも無条件に受け入れる必要はない。大切なのは、互いに責任を持ち、思いやりのある関係を築こうとする姿勢だと、今回の出来事を通して実感しました。
 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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      A太が義兄でB子が義兄嫁ってこと?
      タイトルには義兄夫婦って書いてあるけど、本文には一切続柄の説明がないから、何で突然義両親が出てきたのかと思った。
      きちんと本文で説明するべきでは??

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

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