私に子どもがいないとわかると豹変

ある日、家の近所を散歩していると、見知らぬおばあさんに道を尋ねられました。幸い、よく知っている場所だったので、笑顔で行き方を教えてあげたのですが……。
道順を教えた後、おばあさんは「ありがとう」と何度も頭を下げ、そのまま世間話が始まりました。特に急いでいなかったので、ベンチに腰掛けておばあさんの話に耳を傾けていました。
「あなた、子どもはいるの?」とおばあさん。「結婚はしているけれどいないんです」と答えると、それまでのおばあさんの朗らかな口調が一変。
「子どもを産まないなんて信じられない」「あなたみたいな人たちのせいで日本は少子化で困っている」と、まるで私が少子化問題の張本人であるかのような言い方をされたのです。おばあさんの言葉は、まるで時代遅れの価値観を押し付けてくるようで、とても傷つきました。
◇◇◇◇◇
この出来事をきっかけに、改めて「多様性」について考えさせられました。多様化が進む現代社会では、一人ひとりの事情や考え方を尊重し、理解しようと努めることが大切です。そして、私も相手の立場に立って物事を考えられる人間でありたいと、強く思いました。
著者:寿樹 雨天/30代女性・無職
イラスト/マキノ
「電磁波は危険」とシールを貼りまくる同僚

私が働く職場に中途入社で入ってきた50代女性。最初は「感じのいい女性」といった印象だったのですが……。ある日、同僚とランチを食べていたら、なぜかその女性がシールを配り始めました。
私が「これは何ですか?」と聞くと、その女性は「電磁波を防ぐシールだから、皆も貼って」と言うのです。
さらに、女性は職場のあちこちにそのシールを貼り始めて……。さすがに迷惑だと上司から注意してもらいましたが、女性は「電磁波は危険!」と力説するばかり。仕事ぶりは真面目で良い人そうなのですが、電磁波に対するこだわりがすご過ぎて、皆あきれています。
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採用面接などではわからない、いろいろな思想を持った人がいるのだと知りました。どうしてそこまで電磁波を気にするようになったのかわかりませんが、その女性に対して少し気の毒に思う気持ちも。職場では例のシールはすべて剥がされてしまっているので、いつか彼女は会社を辞めてしまうかもしれません。
著者:松野うめこ/40代女性・会社員
イラスト/きょこ
モンスター隣人に限界を感じて引っ越し

ある賃貸マンションで暮らしていたとき、隣に住んでいる家族がちょっと変わっていて……。
私の子どもが学校から家に帰って来るとき、隣人はいつも「うちの家の前を走るな!」と小学生相手に怒鳴るのが日常茶飯事。子どもには怖い思いをさせてしまっていました。
それなのに、隣人はベランダでずっとたばこを吸っているので、ベランダに干した洋服がヤニ臭くなってしまうことも……。本当にひどかったです。
さらに隣人の奥さんからは、突然「夜に洗濯機なんて回さないでよ!」と言われてビックリ。夜に洗濯をしたことなんてなかったのですが……。
耐えられずに、私たちは引っ越すことにしましたが、今でも恐怖体験となっています。
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隣人がどんな人なのかは、実はとても重要なことだと思いました。そのときのトラウマで、家を購入するのをちょっと躊躇しています。一軒家だったとしても、隣人が変な人だったら嫌だなという思いから、家を購入するのは少しあとにしようと思っています。
著者:佐々木愛/40代女性・主婦
イラスト/Ru
まとめ
紹介した3人の女性は、迷惑者に対して食い下がることはなく距離を取る・やり過ごすといった対応をしていました。こちらの常識が到底通じない相手との対話は難しいもの。下手にエネルギーを使うよりも「逃げるが勝ち」が得策のようです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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