「今日は様子が違う…」競技後に駆け寄ると!?
「よーい、ドン!」の合図で子どもたちが一斉に走り出しました。ところが、娘はなぜかゆっくりと走っています。いつもは真っ先に走り出すのに、その日は足取りが重く、ときおり手元をじっと見つめながら走っていたのです。次々と周りの子に追い抜かれていく姿を見て、私はけがでもしてる?体調が悪い?と不安になりました。結局、娘は最後にゴールしました。
競技が終わったあと、「どこか痛いの?」と聞いたところ、娘はにっこり笑って手のひらを広げました。そこには、小さな白いタンポポの綿毛が乗っていたのです。「ママにプレゼントするから、落とさないようにゆっくり走ったの」その言葉を聞いた瞬間、私は胸が熱くなりました。
勝ち負けにこだわりすぎず、目の前の小さな幸せや心を通わせることの大切さを改めて実感しました。
◇ ◇ ◇
子どもにとっては「勝ち負け」よりも「大切な人に思いを伝えること」が大きな原動力になることも。目の前の結果だけにとらわれず、子どもの気持ちに耳を傾け、その行動の理由や想いをしっかり受け止めたいですね。
著者:吉田藍子/30代 女性・会社員。5歳の娘を育てる母。子どもの運動会に感動!
イラスト:あやこさん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
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