こんなみりんは使っちゃダメ!
宝酒造の公式サイト内の「お客様相談室」の中に「本みりんは、開封後の賞味期限はどのくらいですか?」という質問がありました。
宝酒造さんの回答によると、
「開封後は、賞味期限にかかわらず、なるべく早くお使いください。
開封後の賞味期限は、ご使用方法や保管状況によっても異なりますが、キャップをしっかり閉めて冷暗所に保管し、1〜2カ月を目安に使い切るようおすすめしています。
1〜2カ月以上経っても、味や香りに違和感がなければお使いいただけます。
また、使用期間にかかわらず、本みりんが白く濁ったり、味や香りに違和感がある場合は、ご使用をお控えください」(宝酒造)
賞味期限内であれば何も気にせず使っていましたが、味や香り、色の違和感には注意が必要なのですね……!
今まで知らなかったので、もし今後そのような状態に気づいたときは、使うのをやめようと思います。
みりんで味が決まる、おすすめレシピ
みりんの状態が変わってしまわないうちに、料理に活用して美味しく使い切りましょう。
①ためしてガッテン「究極の秋刀魚の塩焼き」
ライターのやまだかほるさんが、NHK『ためしてガッテン』で紹介されていた「究極の秋刀魚の塩焼き」のレシピを再現してくれました。
材料(1人分)
・秋刀魚…1尾
・塩…適量
・みりん(水で10倍に薄めたもの)…適量
・大根おろし…適量
・すだち…1/2個
作り方①秋刀魚の下準備をする
秋刀魚は表面を優しく洗い、残っているウロコやぬめりを取り除きます。
水気をきちんと取ることで臭みをシャットアウトできるのです。キッチンペーパーでしっかり拭き取りましょう。
料理用のハケで、表面に10倍に薄めたみりんを塗り、塩を適量ふっておきます。
作り方②秋刀魚を焼く
秋刀魚がくっつかないように、魚焼きグリルの網に薄く油を塗り、3分予熱しておきます。
両面焼きのグリルの場合は強火で7分焼きます。片面焼きの場合は、熱線の下に秋刀魚を置き、強火で5分、裏返して強火で4分焼くと良いそうです。
我が家のグリルは両面焼きなので、強火で7分放置します。
7分後、この姿になりました!おおお。みりん効果でしっかり焦げ目がついています。
焼けたら取り出し、余熱で2分放置すれば完成です。大根おろしとすだちを添えていただきましょう。
みりんを塗るのが、焼きすぎを防ぎつつ綺麗な焼き色をつけるポイントなんですね!この秋試してみます。(編集部)
②和田明日香さん「リベンジこんにゃくステーキ」
ライターのtaitaiさんが、料理研究家・和田明日香さんのレシピ「リベンジこんにゃくステーキ」を再現してくれました。
材料(2〜3人分)
・こんにゃく…1枚(約300g)
・塩…小さじ1強+少々
・米油…大さじ1/2
・にんにく…1片
・バター…10g+5g
・ほうれん草…1/2束
・しょうゆ…大さじ2
・みりん…大さじ2
・黒こしょう…適量
作り方①こんにゃくの下処理をする
こんにゃくは水分をよく拭き取り、両面に格子状の切れ目を入れます。
塩(小さじ1強)をまぶしてよく揉み込み、5分ほど置いたら再び水分を拭き取ります。
作り方②にんにく香る油を作る
フライパンに米油と薄切りにしたにんにくを入れ、中火で加熱します。
にんにくが色づいたら取り出します。
作り方③こんにゃくを焼く
同じフライパンでこんにゃくを両面こんがり焼き、一旦取り出します。
作り方④ほうれん草を炒める
フライパンにバター5gと5cmほどにざく切りしたほうれん草を加え、しんなりするまで炒めます。
塩・黒こしょうで軽く味付けし、器に盛り、こんにゃくも並べます。
作り方⑤ソースで仕上げる
同じフライパンにバター10gとにんにくを戻し入れ、しょうゆとみりんを加えて煮立たせます。
とろみが出たらこんにゃくにかけ、黒こしょうをふって完成!
※ほうれん草のエグミやシュウ酸が気になる方は下茹でしてから調理するか、シュウ酸が少ない品種をご使用ください。
こんにゃくがメインになる、給料日前のお助けレシピですね。こんにゃくステーキの物足りなさを解消してくれる、しっかり濃いめの味付けが嬉しい!(編集部)
みりんに違和感があったら無視しないで!
今回は「使ってはいけないみりんの状態」と「みりんを使ったおすすめレシピ」を紹介しました。
今まで、賞味期限内であれば大丈夫だと油断していた方も多いのではないでしょうか?
開封後は1〜2カ月を目安になるべく早めに使い切り、もし味や香りなどに違和感があったときは使用をやめましょう。