深夜1時に鳴り響くチャイム
夫婦でのんびりドラマを観ていた深夜1時、突然「ピンポーン」とチャイムが鳴りました。
「こんな時間に誰……?」
夫と顔を見合わせ、恐る恐るインターホンのモニターをのぞくと、ドアの前に見知らぬ男性が。
夫がそばにいるとはいえ、深夜の訪問は不安が募ります。ドアを開けるのは危険だと判断した私たちは、息を飲みながら画面を見つめることしかできませんでした。
「ガシャン!」ドアポストに何かを投げ込まれ…
「危険人物かもしれない」「ドアを叩かれたらどうしよう」と、恐怖心はどんどん膨らんでいきます。
するとその男性は突然、「ガシャン!」と音を立てて、ドアポストに何かを入れて去っていったのです。
しかし、恐怖におびえる私たちは「まさか危険物では?」という不安から、なかなかドアポストを確認することができず……。とはいえ、このままでは眠るに眠れないと思い、意を決して中を開けてみることにしました。
深夜の訪問者の目的は!?
ドアポストに入っていたのは、なんと夫の財布でした。
どうやら夫がどこかで財布を落としてしまい、それを拾った方が中身を確認し、免許証に記載された住所を頼りに自宅まで届けてくたようなのです。
事情を知ってホッとした一方で、ただ怖がってチャイムを無視してしまったことへの申し訳なさと、わざわざ届けに来てくださったのに感謝も伝えられず、お礼も何もできないもどかしさが入り混じり、私たちは心苦しく思いました。
男性には感謝しかありませんが、当時は事情を知らず、深夜の訪問に恐怖を感じてしまったのも事実。背筋が凍るような出来事に神経をすり減らし、どっと疲れてしまいました。
この経験を通じて、「今後は財布を落とさないように気をつけよう」という反省とともに、「もし自分たちが財布を拾ったら、直接届けず交番に届けるのが最善かもしれない」という結論に至ったのでした。
著者:いちのせはち/30代女性。2016年生まれの男の子と、2017年生まれの女の子を育てるシングルマザー。息子は発達障害・軽度知的障害あり、公立小学校の通常学級に在籍中。「子ども発達障がい支援アドバイザー」の資格を取得し、子どものサポートのため会社員を辞めフリーランスに転身。バイリンガル育児にも取り組んでいる。日々の癒やしはK-POPアイドル!
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
※AI生成画像を使用しています